ソルとイリーナ2
セトの役人シータ「天鯨が空輸路を通ります。空挺船を利用させていただきます」
フレイヤ「、、、、そうですか」
シータ「難なくいけばセトから直行でガノリアへ航空できます。お苦手ですか?」
フレイヤ「海も空も苦手ですね」
シータ「実は私も苦手なんです。しかし申し訳ありません、陸路も予定してたのですが危険性があるため、却下されてしまって」
フレイヤ「シータ様も同乗するんですか?」
シータ「はい、ヴァンヘルトの証人代表として」
フレイヤ「大変ですね」
シータ「フレイヤ様ほどでは、、ここ数日休める時がないのでは?」
フレイヤ「、、、まあ」
シータ「申し訳ありません、ほとんど強制的に参加させてしまって」
フレイヤ「、、、、、、シータ様のせいではありませんから、、、、セト国はヴァンヘルトとどうするおつもりなのですか?」
シータ「ヴァンヘルトの兵を雇います。国境街道警備、の建設に従事させる予定です」
フレイヤ「それでも、なぜこんなに早く国と認めたのですか?国と認めればもう侵攻もできない、
蛮族の脅威にすれば叩くこともできた。
山の向こうに領地だってとれたかもしれない」
シータ「王の意志です。意志はわかりませんが、
そうですね。ベアルトの壁として見ているのかもしれません。
もしヴァンヘルトの土地を領地にしようとすればベアルトも黙ってないでしょうし、
ヴァンヘルトの土地はベアルトが長年欲しがっているようですから」
フレイヤ「それでも一つの国が、部落の集まりの土地を今まで取ることができなかった。
ベアルトがその程度なら、セトの軍事力が有れば簡単なのでは?」
シータ「ベアルトを取ればウランダや周りの西諸国が黙ってないでしょう、第一、ガノリアやパルミア、オルマリンが協力してセトを潰そうとする可能性だってあります」
フレイヤ「そんなことは、、、、、、可能性としては、あるかもですね」
シータ「フレイヤ様、安心して下さい、王からは国がフレイヤ様の敵になったとしても、無事に国に無事にご帰還できるよう命を受けております」
フレイヤ「もし、王が私を殺せと言ったらどうしますか?」
シータ「ご無事でガノリアに帰還したのちに、殺します」
フレイヤ「ふふ、わかりました」
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フレイヤとシータ国交大臣の話が終わり、シータは席を離れヴァンヘルトの象車から降りていく。ヴァンヘルトの象車が再び動き出す。
フルド「おつかれ、なんて?」
フレイヤ「航路が決まった」
フルド「、陸か!?」
フレイヤ「残念空」
フルド「、、、、、、、」
イリーナ「飛空挺にのれるの!?」
チヨ「やった」
マリー「良かったわね二人とも」
喜んでいるのはイリーナとチヨ、マリーだけだった。オタルも落ち込んではいないようだ
フルド「諦めて、天鯨が通るらしいの、一番安全よ」
イリーナ「天鯨ってなに?」
フルド「空の鯨だよ、見たことねえか?」
イリーナ「あ、わかる!そっちじゃケトゥスって言うの」
フルド「へぇ、どう言う意味なんだ?」
イリーナ「海の怪物って意味らしいよ」
フルド「こっちと一緒だな、こっちでもなんだっけ?」
フレイヤ「レヴィアタン」
フルド「それだ」
オタル「なんで空にいるのに海の怪物?」
フルド「なんだっけ?空を飛んでいるんじゃなくて泳いでいるからだっけ??」
フレイヤ「どっかの神話でね空には海があるって言われてたの。馬鹿な話だけど、それを泳ぐように飛んでたから海の怪物、神獣でことでレヴィアタン、そんで私たちは空を泳いでるって天鯨って呼んでるだけ」
イリーナ「へえ、空に海かー、だからケトゥスなんだ」
フルド「昔の人ってのは想像力豊かだね」
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洞界大路、魔物の侵入を防ぐ門が俺たちの通過を安全にしている。
休憩時間を使って、交渉の末、その門の外に俺たちはでていた。
フルド「きたぞ!!鎧蜈だ」
蜈蚣の魔物が地面を勢いよく這う。
俺の後を追ってくる。距離はすぐに縮まる。
あと少しのところでフレイヤの黒布が鎧蜈に巻きつき、動きを奪った。
すかさず、オタルが渾身の拳が鎧蜈の頭甲を破壊した。目に見えるほどの衝撃波、それは俺の身体も吹き飛ばし、鎧蜈の破片が辺りに飛び散りあたりの地面に刺さった
フルド「ふへぇ」
オタル「大丈夫?」
フルド「おう、ナイス衝撃波」
ほぼ頭部がなくなった鎧蜈を見る。
まだウネウネピクピクと長い胴体は動いていた。
フレイヤ「どうオタル?」
オタル「うん、凄くいい!!」
オタルの変質調整と
フレイヤの特別製でフレイヤの髪や、魔力を物質化した黒布が使われた拳布、
それやらの実験だ。
結果としては成功のようだ。
フルド「えげつねーなオイ、、、」
フレイヤ「よし、使える、なんともない?」
オタル「うん」
フレイヤはオタルに巻かれた拳布を注意深く見る。
フルド「そろそろ説明してくれねーか?」
フレイヤ「オタルっ拳鍔も拳具指が動かしにくいってつけないでしょ。
危ないっていってんのに」
オタル「ご、ごめん」
フレイヤ「だからこれ、変質したオタルの魔力に反応して強度が上がって、拳を守ってくれる」
フルド「プラス攻撃力アップか」
フレイヤ「それはオタルの実力この拳布は手を護る為だけよ」
フルド「えぇまじかよえげつねぇ、もう稽古できねぇな」
オタル「なんで?」
フルド「威力バカ上げのお前に殴られんだろ?死ぬわ」
オタル「最初あった頃は全然大丈夫だったと思うけど」
フルド「あ、そうだったわ、いや大丈夫じゃねーし、クソ痛いんだからな」
オタル「結構本気で殴っても大丈夫だからびっくりしたよ」
フレイヤ「今殴ってみてよ、感想聞かせて」
フルド「ふざけんなぼけ」
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