セト王カルロ
セト王カルロの対談の後、
フレイヤ、フルド、オタル、ビンゼルは
部屋に戻った。
フルド「んで、話し合いはどうだったんだよ」
フレイヤ「、、、、ちょっと待って」
フレイヤは考えているようだ。
あまり良い対談ではなかったとフルドは察した。
フルド「わかった、時間潰してるから後で呼んでくれ、せっかくだから風呂入ってくるわ」
オタル「あ、うん、君つけて」
ビンゼル「私も行こう」
フルド「お、そいつは心強え」
もう日はくれ夜になっていた。
フルドとビンゼルは部屋をでて、オタルとフレイヤの二人きりになった。
オタルはフレイヤが気になるようで視線をチラチラと向ける。
それにうんざりしたフレイヤが口を開ける。
フレイヤ「なに?なにか気になる?」
オタル「いや、別にそういうわけじゃ」
フレイヤ「話聞こえてた?」
オタル「、、、ごめん」
フレイヤ「別に隠してたわけじゃないし、」
オタル「ヴァンヘルトにいくんだよね?」
フレイヤ「うん、」
ーーーーーーーセト国、宿屋の浴場
フルド「大使ねー」
ビンゼル「フレイヤ様が悩んでいるのはフルドさんとオタルさんを連れて行くかどうかだろう」
今回の仕事は行方不明者の捜索の情報収集だ。
しかし、ヴァンヘルト返してくれると言った以上下手に動けない
なにしろセト王がヴァンヘルト国を認めた。
国としての協定条約も結んだ。
フルド「そう言うのって時間かかるもんじゃねーの?」
ビンゼル「発表までには時間はかかるだろうが、、、前々から準備していたようだな」
フルド「そんで俺らはの仕事は中断ってか?」
ビンゼル「おそらくな、フレイヤ様が悩んでるのはオタルさんのことだろう」
フルド「なんでい?」
ビンゼル「セト王の要求はフレイヤを大使としてヴァンヘルトへ訪問させること。
そして、ヴァンヘルト側からはオタルさんも同行するようにとの願いがあった。」
フルド「・・・・・」
ビンゼル「・・・どうする?」
フルド「付いてってっていいのか?一般人だぞ俺」
ビンゼル「護衛となれば問題ないだろ?」
フルド「足手纏いになるってはなし」
ビンゼル「フレイヤ様が同行を許しとるんだ。
今回通る道はヴァンヘルトが整備したという洞界の道だ。勇都の洞界と対して変わらんという話しだが、、、
お前さんの得意分野ではないか?」
フルド「得意分野って、まだ半年程度の経験だぞ」
ビンゼル「半年もだ、オタルさんもそうだがあんたらは何日も潜ったりしておっただろ、それを生き残っとる」
フルド「オタルの力があったからだろ」
ビンゼル「謙遜するな」
フルド「ほんとだって」
ビンゼル「そうか、私としては代わりにフレイヤ様と同行してほしいのだが」
フルド「んだよ、ビンゼルさんは行かねーのか?」
ビンゼル「恥ずかしいことに、洞界の魔素に弱くてな、上層でも力がはいらん」
フルド「意外、、、そうか、、、、」
ビンゼル「それに、他に用ができた」
フルド「今よりも大事なか?」
ビンゼル「ああ、すまない」
フルド「謝られてもなぁ」
ビンゼル「頼む考えてはくれんか?」
フルド「、、、、、」
ーーーーーーー
オタル「僕行くよ」
フレイヤ「いいの?」
オタル「うん、それと僕はフルドに付いてきて欲しいかな」
フレイヤ「なんで?雑魚なのに」
オタル「雑魚なんかじゃないよ。なんて言うのか、、、、、」
フレイヤはオタル考えがまとまるのを静かに待った。
オタル「仲間とかと戦っていると、やっぱり気になるんだ。
でもねフルドは違うんだ。
フルドは確かに戦闘が強いわけじゃないけど
気にしなくていいんだ。今までいっぱい潜ってきたけど、戦いやすいんだ」
フレイヤ「そ、あんたが言うなら」
オタル「フレイヤもフルドと一緒なら戦いやすいって気づいてるでしょ?」
フレイヤも知っていた。
過去にフレイヤ、オタル、フルドでダンジョンに潜った時も。
フルドの立ち回りを素直に認めていた。
邪魔をしないための立ち回り、それに特化したような戦法をする。
圧倒的攻撃力を持ったオタルとフレイヤ、
その二人が存分に戦える為に、
フルドは揺動や囮、撹乱、索敵
時には隠れたりなど二人の補佐に徹していた。
中途半端に戦闘に出てこない。
これは、オタル、フレイヤにとってはとても、戦いやすかったのだ。
フレイヤ「そうね」
オタル「うん、、ねえフレイヤ、ずっと聞きたかったんだ、」
フレイヤ「言ってみて」
オタル「フレイヤが隠してることあるよね」
フレイヤ「そりゃね、」
オタル「知りたいんだ。僕フレイヤのこと何も知らない。
フレイヤの本当の仕事とか、夢とか秘密とか、だめ、、かな」
フレイヤ「てっきりフルドに聞いてるかと思ってた」
オタル「ううん、聞いても教えてくれなかったと思うし」
フレイヤ「あいつ以外と口硬いのねー、、、、少しならいいけど、何聞きたいの?」
オタル「、、、お姫様だったんだね」
フレイヤ「てっきり気づいてたかと思ってた」
オタル「偉い人だとは思ってたけど。」
フレイヤ「そうね、かなり偉いよわたし」
オタル「、、、どうしてそんな偉いひとが、旅をしてたの?ビンゼルさんやシラドさんがいたけど、危険すぎると思う」
フレイヤ「そーねー、どこから話したら、、、」
それからフレイヤは静かに過去を話し始めた。




