無印編 第三話 地震の声との出会い
9人が全員集合したのは、8月2日のことであった。
今度は福島県沖である。
いわき市のどこかにパズルを設置している。
今回は2人で行くことにした。
東宮と下野城であった。
彼等はいわき市に置いてあるパズルを見つけた。
8月2日午後3時33分以内にクロスワードを解読すれば地震は発生しない。
「今は、午前11時46分だからまだ間に合うわ。」
「クロスワードなら俺に任せろ!」
下野城がクロスワードを解読した。
午後2時30分、クロスワード解読成功により地震発生は消えた。
二人は深くため息をついて帰ろうとした時、一人の少女と出会った。
「君、こんなところにいたらだめだよ。」
下野城が少女の肩を触った時不気味な感触を覚えた。
「東宮さん、こいつ何か怪しい。」
「お見事ですお二方、クロスワードを解いたことにより地震は発生しなくなりました。次回のバトルに期待してます。」
「あなたはいったい?」
「私はヒミコと申します。さぁ、地震解除のパズルを楽しみましょう。」
強風が二人にかかり顔を背いてそのあと見直すとそこにはヒミコの姿はなかった。
そのあと、二人は東京に戻りそのことを言った。
須磨野はそのことを覚えていた。
「僕も自分の得意な暗号といた後、その少女がいたんだ。その時もヒミコって名乗っていた。」
倉音はそんな人物のことを知らなかった。
「地震の声=ヒミコってどういうことなんだ?」
「俺にもわからねぇな。」
地震の声は次の場所にパズルを用意していた。
「次はここね。」
その場所は宮崎県都城市であった。
「さぁ、私の正体は誰もわからないのだから。8月12日楽しみにしているわ。」
地震の声は再びどこかへと消えて行った。
地震の奇跡が残酷な刻を刻む
地震の奇跡が残酷な刻を刻む
地震の声はある歌を歌っていた。
地震の声は結局何者なんだ? 原曲地震速報&U.Nオーエンは彼女なのか?という歌を歌っていた。
「どうしても答えてほしいの
私の正体を 聞かないでね
絶対言わないのよ 私の本当のことは
調べても無駄よどうやって探しても
ほらほらそんなことよりパズルを解いて
この大地を愛するがゆえに
私は心が病んでいくの
悪魔と叫んでも 私は気にしない
愛が狂い 大地を壊す
大地が赤く染まり海に沈んでいくわ
未来はきっと無くなって行く何度でも
愛されないのは私の仕業じゃない」
地震の声は歌い終えた後、何かを考えた。
「そうだ。9人全員で攻めてくるかもしれないから此処にいる人形さん30人を使おうかしら。ウフフフフ」
次回 無印編 第四話 デスマッチそして・・・。お楽しみに