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夢喰い喫茶

作者:杞憂月
そこは、迷える人のみが辿り着ける不思議な喫茶店『夢食い喫茶』。
私が時給破格のアルバイトを始めたこの店には、今日も悩める客が訪れる。

「音楽性の違いでバンドを解散する」――そう語るミュージシャンの瞳に宿るのは、夢への情熱ではなく、生活苦への疲れ。
「評価されるのが怖い」――そう言って未発表の原稿を抱える小説家志望の青年。

彼らが抱えるのは、あまりに切実で、ありふれた悩み。
そんな彼らに、マスターの漠(ばく)さんが差し出すのは、アドバイスの言葉ではない。
客の心を映した、たった一杯の特別な飲み物だ。

マスターは彼らの「夢」を食べるという。
時には偽りのプライドを、時には臆病な心を。一口味わうことで、客は本当に進むべき道を見つけていく。
そしてマスターは決まってこう言うのだ。「お代は要りません。もう来るなよ」と。

このマスターは、一体何者なのだろう。
なぜ夢を食べるのだろう。
そして、店のレジに一円も入らないのに、私のお給料はどこから…?
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