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詩全集3

"Carbonated Youth"

作者: 那須茄子

君と僕の青春は弾けて

未熟なまま汚した空色のような

机にシミになって溶けていく


甘酸っぱい記憶の中


君の笑顔が眩しくて

心の中で何度もリプレイ

いつだって鮮明に見えたことはないさ



青い空の下で

君と過ごした日々

炭酸の泡が消えるよ今もこれからも

儚くも美しい一瞬



君と駆け抜けた季節

汗ばむ手を握りしめて

未来への不安も忘れて

ただ前を見て生きていた


放課後の教室で

語り合った夢

叶いそうもない大きな幻


炭酸が弾ける

音色が響く


君と僕の青春は弾けて

高く聳える入道雲が無駄に流れてく


未熟なまま汚した空色のような

机にシミになって溶けていく

褪せるたびにふとまた思い出すのだろう


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