表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩全集3

"Carbonated Youth"

作者: 那須茄子

君と僕の青春は弾けて

未熟なまま汚した空色のような

机にシミになって溶けていく


甘酸っぱい記憶の中


君の笑顔が眩しくて

心の中で何度もリプレイ

いつだって鮮明に見えたことはないさ



青い空の下で

君と過ごした日々

炭酸の泡が消えるよ今もこれからも

儚くも美しい一瞬



君と駆け抜けた季節

汗ばむ手を握りしめて

未来への不安も忘れて

ただ前を見て生きていた


放課後の教室で

語り合った夢

叶いそうもない大きな幻


炭酸が弾ける

音色が響く


君と僕の青春は弾けて

高く聳える入道雲が無駄に流れてく


未熟なまま汚した空色のような

机にシミになって溶けていく

褪せるたびにふとまた思い出すのだろう


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ