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復讐者  作者: 安慶
人魔戦争
249/421

22、行方不明

 ライバから連絡が無い。

レイの背中がすっと冷たくなる。

「ライル、話してくれ。」

「あの、父様が出かけたときは、僕に連絡くれるんです、毎日。でも、今日は夜になっても来なくって。父様の従魔も暴れ出して。それで。」

レイがドインの方を振り向く。

「ドイン。ライバがどこ行ったか知ってるか。」

「いや。俺が一番に飛び出したから。3人とも残ってたな。」

「ライバ、行方が分からないらしい。」

「何!」

 ドインの顔が引きつる。

拳を固く握りしめた。

「俺のせいだ。俺の。俺が連れ出せば。」

「ドインのせいじゃない。まだ死んだと決まったわけじゃない。」

「レイ。ライバ領に行ってくれ。ルート上の避難は俺が行く。」

「分かった。気を付けろ。もう夜だ。」

「レイもな。」

「トム。」

「分かってる。」

 レイはトムと共にライバ領へと向かう。

ドインは部下を連れ、タリカとカンタはロックウッドの面々とルート上の町と村に向かうことになった。

 レイは砦を出て家に戻る途中、空を見上げた。

いつもなら星が綺麗に輝いているのだが、今日は吸い込まれそうなくらいの暗闇が広がっていた。

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