表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
復讐者  作者: 安慶
勇者と魔族とモフモフ
137/421

69.アレス

「今日もペガルダンジョン最下層に潜る。」

レイが奴隷たちに伝える。

「アレスも戦っていいからな。」

「ガウ。」

アレスが尻尾を振って応える。

 レイたちはドラゴン狩りを続けていた。

戦いが安定しているため、アレスも参加することになった。

ペガルダンジョン最下層に行き、今日もドラゴン狩りを始める。

レイたちがブルードラゴンを対峙している中、アースドラゴンが草むらから前進してくる。

トムが止めようとハルバードを構えた瞬間、自分も戦いに参加するとばかりにアレスが前線に躍り出た。

一気に跳躍するとアースドラゴンの首元に噛みつき、頭を胴体から引きはがした。

「うおっ。」

レイが絶句する。

さすが伝説の魔獣フェンリルだ。

産まれてすぐにハイオークを倒し、生後1か月でドラゴンを一撃で倒している。

「装備が揃ったら挑戦できるんじゃないですかね。」

隣でトムも感心している。

ペガルダンジョン攻略の肝は、最下層ボスまでにいかに魔力と体力を温存できるかだ。

最下層に挑むと50匹ほどのドラゴンに一斉に襲われる。

最下層のボス部屋はそれまでとは異なり外からも襲われるような構造のため、周囲のドラゴンを全て倒さないとボスの所に行けない。

ペガルダンジョンが最難易度ダンジョンといわれる所以である。

 だが、アレスがいれば奴隷たちの助けを借りて、レイたちが無傷でブラックドラゴンの所まで行くことが出来るかもしれない。最初はポイズンフライを倒すのがやっとの奴隷たちも、装備が一新されレベルが上がったおかげで、ドラゴンにダメージを与えられるようになってきた。

「良い方向に作戦を立てられそうだ。」

明るい顔でレイが言う。

「そうね。武器が出来るまではドラゴン倒してレベルを上げましょ。」

レシーアも笑顔だ。

ペガルダンジョンを出ると、ミナとジャミは別行動で一目散にどこかへと向かった。

サクソウが心配だとミナが訴えるため、様子を見に行くことにレイがOKを出したのだ。

サクソウの状態によっては、攻略の日程を早めるかもしれない。

 ドラゴンを狩り続けた結果、レイとトムのレベルは80を超え、レシーアとミナに至ってはレベル99になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ