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第54話 嫌いなアイツ
机を戻さずして、教室を去った。
くっそ~、やはりぼくはコイツが嫌いだ。
人の弱み、純粋な心に付け込んでくるところが嫌い。
中学の時から変わっていないじゃないか、コイツ。
ファンを物とか金をくれる都合の良い奴にしか見ていないじゃないか。
なんで、ぼくがコイツに一時だけど恋を抱いていたのか不思議なくらいだ。
確かに、顔は可愛くて、少し胸も大きくて、スタイルも良い。さらに言えば、声も可愛い。
でも、性格はブサイクじゃないか。
中学の時、ぼくがファンだったことをこいつは覚えていない。
ぼくがどんなにコイツのことを……はぁー、この気持ちなんだろうな。
もういい、こんな過去の気持ちなんて今になってはどうでもいい……
今は、つゆちゃんと付き合うために頑張らなければ‼




