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詩のようなものたち

目を瞑る

作者: 暮 勇

目をすこし逸らしただけで

君は二本の足で立ち上がり

よたよた歩くようになった


ちょっと瞬きをしただけで

君は制服に着られながら

小難しい勉強をするようになった


ふと、目を瞑っただけで

君はスーツを着て

堂々胸を張って歩き

お金を稼ぐようになった


目を閉じて

開くたびに

君は大きくなり

遠のいてゆく


次に瞑った目を開く頃には

君にも妻が

子供が

家族が

できるのだろうか


そうすれば

きっと分かるだろう

私の驚き

喜び

切なさ

書ききれない、思い全てが


私が最後に目を瞑る時

君は一体

何処にいるのだろう

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