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僕の彼女は〇〇なのか?  作者: 友枝 日雲
1/1

転校生 ①

魔王のむす娘の合間に描いた作品です、基本スローペースです空いた時間にどうぞ

朝 いつものように気怠いからだをベットから起こし制服に着替え冷蔵庫にあるものを適当に腹に入れて学校に行くいつもと何も変わらないそんな朝

こんな生活に慣れてしまったのはいつからだろう前はもっと違ったような...そんなことを心の奥底で思いながらも気にすることもなく俺は歩く。


「やっほー!」


バシン!


学校への通学路を歩いていると後ろから襲撃を受けた 痛い...が無視して進む。


「ちょっと、待ってよ!叩かれたからって怒ってるの??」


気にせず進む、だれかと間違えているのだろう。

自慢ではないが俺は友達が少ない、なので通学路にて明るく挨拶してくれる女子などいるわけがない


いやいたことがないわけではないがあいつは...あいつって誰だ?

ふと浮かんだ奇妙な疑問や誰と間違えているか知らないがさっきからうるさい女を無視して進んでいった。教室につく頃には女はもうついてきていなかった


教室につくと俺は机に突っ伏して寝ていた自分席の前の友人の頭をたたいて起こす、寝たままでは図体のでかいこいつはただでさえ狭い教室隅の俺の席を圧迫して俺が座るところがより狭くなってしまうのだ、というかこいつが前にすこし進めばいいだけだとは思うが。



「ふぁああああ、なんだよあらた人が気持ちよく寝てんのに起こすなよなマナー違反だぞ」


「人の席を狭くしておいて何がマナー違反だ、お前のほうがよっぽどマナーが悪いだろうが俊平しゅんぺい


そんないつもと同じ他愛無い話をして担任が来るのを待つ。

だがいつも来る時間に担任はこず、5分ほど遅れてやってきた、時間に厳しい彼女にしては珍しいことだと考えながらも気にせずに担任の話を聞き流しながら窓の外を見て授業たいくつなじかんが終わるのを待つ。


「遅れてすまない、突然だが今日はみんなにうれしい知らせがあるぞ。入ってきなさい」



引き戸を開ける音とともに前の席からざわざわとする声が俺の席つまりは一番後ろの席にまで伝播した

、視線を前に向けるとそこにいたのは真っ黒な髪を腰近くまで伸ばした美人だった...その顔は見覚えがあった。なぜだろう

『あの子は僕の彼女だ』なぜか心の中で断言できた。そしてもう一つ意味の分からないフレーズが俺の頭の中を駆け巡った。


顔を青くする俺とは反対にその子は先生の横に立つと俺のほうみて微笑み自己紹介を始めた...


「「青板 静香」です!親の都合で引っ越してきました、みなさんどうぞよろしくおねがいします!」


 彼女が名前を言うタイミングとともに彼女の名前を俺はつぶやいていた。自分でぞっとした、初めて見るはずの女、初めて聞くはずの名前を俺は知っていた。そしてふざけたことに俺は思い出していた。


知っているも何もこいつは俺の彼女だった子で同時に俺が彼女の人生を終わらせたのだから...

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