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日本対中国・韓国紛争2

タイトルの言葉を”変態PCマドンナ”にしたら、自分でランキングに載っているこの言葉を見てどうしても例の意味の変態しか思い浮かばず、”化けた”にしました。作者の節操のなさをお許しください。

この言い訳を書くために更新しましたので、短めです。

 中国主席の劉が東海艦隊の幹部、及び空軍の幹部と一緒に状況を見守っている。

劉が言う。「小日本が、強がりをいっているが、彼らのそれなりに強力な艦隊は石垣島付近にいて動く様子がない。釣魚島の付近には彼らの沿岸警備艇が2隻いるだけで、これもわが艦体の接近におびえて逃げ出している。

 そのまま、わが軍を上陸させて既成事実を作ってしまえばこちらのものだ。アメリカと取引をして、安全保障条約の範囲から外させたかいがあったわい。上陸まであと何時間かかるのだ?」


「はい、4時間足らずです。しかし、不思議です。日本の自衛隊の戦意に不足はないはずが、あのように130kmも遠方に留まっているし、対韓国軍に対しても同様な行動をとっています。

 もしかして、午前の日本の発表のレールガンの話は事実ではないでしょうか?秒速10kmのレールガンが開発されて、さらにそれがあれらの艦船に積まれているとすれば、130kmもの遠方でも命中弾を出すのではないでしょうか?」

 東海艦隊の若手将官が言うが、そこにいる皆に笑い飛ばされる。


「マンガでもなし、そのような途方もないものがそう短時間で出来るものか!あれは、もう小日本は釣魚島をあきらめているのさ」


 先に、日本側が設定した限界を超えたのは韓国艦隊であった。

 そのとき、忠武公李舜臣級駆逐艦が対馬の領海の境を越えたが、その時点で上空にはF15Kが20機、F16の15機が集結してエアカバーに当たっており、日本本土から航空機が近づいてくるのをキャッチして待ち構える体制に入りつつあった。


 駆逐艦李舜臣の艦長は艦橋で、副長に笑って話しかけていた。

「なんだ、ちょっぱりは口だけだな。艦隊の影も形もなく130kmかなたとはな。この辺りには影も形もないじゃないか。ミサイルの射程には入っているが、あの距離から撃たれればすぐ迎撃は出来るからな。

 しかし、潜水艦には要注意だから、対潜哨戒は怠らないようにな。おお、いま日本の領海の境を越えたな。やはり、なんのリアクションも無しか。張り合いがないな」

 その時、計器を見ていた目の片隅になにかが動いたような気がして、目の前を熱い何かが一瞬通り過ぎていき、そちらに体が引っ張られる。

 

 よろめいて後ろを見ると何かがカッと白く光り、全長150mの艦体が一瞬ズズ!と動いた。

 すこし遅れて爆発音がし、何と船橋の後ろの壁に大きく穴が穿たれており、船尾の海面が見える。このとききしみ音、何かの破裂音、落下音が続けさまに聞こえ、すべての艦橋の計器及び照明が一斉に消えた。

 佐世保沖から撃った5基のレールガンから発射された5発の重量10kgのレールガンの弾は、130kmをわずか15秒で飛び、速度7.5km/秒を持った状態でちょうど南を向いていた5隻の駆逐艦に正面からぶつかった。

 ほとんどの弾は艦体の鋼板を、駆逐艦李舜臣に場合は艦橋のガラスを紙のように貫通して、中のもう少し密度の高い機器等にぶつかってから信管を作動させて弾体を破裂させた。

 破裂した弾は、合計重量10kgの速度7.5kmの巨大な慣性を持った力によって広がっていき、運動量が熱に変わったため高熱を発し駆逐艦の艦体を通り抜けた。


 艦橋から入って艦尾に抜けた穴は直径が2m以上に達している。むろんその通り道にあった人体はアッという間に蒸発した。この射撃は、航空管制機の助けで厳密に割り当てられており、独島型強襲上陸艦と兵員輸送船5隻は除かれて、他の12隻に対して1発ずつ12発、一隻のレールガン1基当り約2〜3発が撃たれた。


 一発撃って15秒で的を変えさらに撃つことを2回繰り返してわずか30秒で射撃は終了した。結果として、運の悪かった仁川級フリゲート艦2隻が爆発を起こして沈没し、他は浮いているが戦闘能力は殆ど失っており、機関もほとんどが動かない。

 上空のF15KとF16はそれを見て呆然としているが、彼らに接近中の日本編隊から通信が入る。


「こちらは、日本国対馬防衛飛行隊の司令官である牧原一佐である。対馬上空の韓国航空機は直ちに退去せよ。5分以内に退去しない場合は、全機を撃墜する」この通知に、韓国の対馬侵攻飛行隊のパク大佐は火病をおこし、頭の中が荒れ狂った。

 何とかそれを収めた彼は、率いる35機の飛行隊に「ちょっぱりの編隊に向かえ!全機を撃墜しろ!」と日本編隊に向かうように命令する。

 そのとき、明らかに日本側の指示に背いたのを確認した5機のF4改が3万mの上空から舞い降りて、後ろ斜め上方から韓国編隊に対して各6発で計30発のミサイルを撃つ。

 最適な射点を得たミサイルは16機のF15とF16の命中して機体をばらばらに撃破する。

 たちまち約半数の部下を失ったパク大佐は、一時の熱狂から覚めて今度は怖気づいて、「みな逃げろ!」と叫んで機を旋回させ逃げ出す。

 逃げるのであれば、逃げるに任すという方針であった、牧原一佐は「改F4、追わなくていいぞ。逃がしてやれ」そう命令する。

 

 さて、海上艦隊であるが、司令機能があり、対馬占領艦隊司令官、朴中将の乗る独島艦に対して通信が入る。

「こちらは、日本国対馬防衛艦隊司令官東原海将である。ただちに、沈没艦の乗員を救助しさらに航海不能の艦から乗員を回収して帰還せよ。

 もし何らかの武器を使用した場合はその艦を集中して攻撃する。また、2時間の後領海内に留まっている艦は撃沈する。了解したら、司令官の名において了解の回答をせよ。1時間以内に回答が無き場合は全艦を撃沈する」

 朴中将はそれを聞いて、ある意味ほっとした。

 日本自衛隊はわが軍とは次元の違う武器を投入してきて、既存の武器でかなわないことは明らかである。結局、対馬占領と言う目論見は潰え、戦いには破れて帰還するがこれは決して自分の責任でない。この上は更なる犠牲は避けて整然と撤退しようと決心した。


 韓国艦隊は、無傷の艦は独島艦と輸送艦5隻、轟沈2隻、航行不能により遺棄した艦が5隻、かろうじて日本の領海外に持ち出して帰れた戦闘艦が5隻であった。さらに、戦死・不明者は空軍を含めて225名、重傷者127名という集計になった。遺棄された艦は日本側が戦利品として引き取った。


 中国軍の尖閣上陸は韓国軍の領海の境界を越えた1時間後であった。その時点ではすでに福建省の基地から、J11 などの戦闘機60機、攻撃機Su-30が20機出撃しており、間もなく尖閣上空に達する。

 上陸を、あらかじめひそか設置したカメラによりを確認した日本自衛隊は、韓国軍へと同様にレールガン7基の射撃を始め、”いずも”から、改F4、17機が舞い上がった。今回もレールガンの標的は基本的には1艦に一発ずつということであるが、空母遼寧及び25隻に及ぶ駆逐艦等の戦闘艦それぞれに1発ずつで26発なので、それぞれのガンで3発から4発撃ちだしている。


 結果は対韓国軍とほとんど同じで、戦闘艦25隻のうちやはり撃たれ弱いフリゲート艦が4隻轟沈したが、意外であったのが空港遼寧で、命中した弾が艦尾から艦首まで抜けた結果、大爆発を起こして轟沈してしまった。やはり、空母は中に可燃物を多く積む関係上撃たれ弱いようだ。


 中国軍の戦闘機と攻撃機80機に対しては韓国軍と同様に警告がされたが、この場合もこの時点で撤退することは許されておらず、石垣島沖の尖閣防衛艦隊に向かった。しかし、結果は韓国軍と同じで、これら計80機の中国編隊は、17機の改F4から斜め後ろから撃たれた102発の空対空ミサイルによってあっさり64機が撃墜されてしまって、運よく無事だった16機はパニックになって撤退していった。

 さて、残った艦隊に対しては、韓国艦隊と同様に警告がなされた。


「こちらは、日本国尖閣防衛艦隊司令官南海将である。ただちに、沈没艦の乗員を救助しさらに航海不能の艦から乗員を回収して帰還せよ。この場合には、必ず、島に上陸した兵を収容して帰ることを要求する。もしこれを実行しない場合には、兵員輸送船を攻撃する。

 さらもし何らかの武器を使用した場合はその艦を集中して攻撃する。また、2時間の後領海内に留まっている艦は撃沈する。了解したら、司令官の名において了解の回答をせよ。1時間以内に回答が無き場合は全艦を撃沈する」


 司令員の楊中将は空母に乗っていて轟沈され死亡しているが、次席の祭准将が、韓国軍と同様に自分の責任ではないと半分ほっとしながら、言われる通りに撤退することを決定した。

 結局、中国軍の戦闘結果は、空母遼寧を含めて轟沈5隻、無傷の兵員輸送艦3隻を含めて撤退出来た艦は12隻であった。

 航行不能となって、現場に残された艦については、中国軍が沈めようとしたが、漁場を荒らすとして日本側が禁じ、後にスクラップとして引き取ったが、それなりに中国艦船の技術レベルが知れて貴重な戦利品となった。中国軍の場合は空母が轟沈したのが大きく、航空兵を含めて戦死・不明者は2150名、重傷者225名であった。


 さて、韓国軍を退けた対馬防衛艦隊から、3隻が分派され最大船速で竹島にむかった。

 3隻は竹島沖1kmで停泊して、韓国の言う独島警備隊に対して問答無用で催眠ガス弾を打ち込んだ。一定時間の後ボートがおろされて竹島に上陸し、眠り込んでいる警備隊員12名を折よくあった連絡艇に積み込んでロープでけん引し、島から30kmほど離れた竹島の領海外に放す。

 

 2人を起こして事情を説明して本土に帰るように言うが、火病を起こして話にならないが、竹島に帰ってきたら撃沈すると言いおいてそのまま放置する。

 その間に、竹島の設備を艦砲射撃で徹底的に破壊する。その後、1艦が2週間警備を継続したが、結局連絡艇は帰ってこず本土に行ったようで、その後沿岸警備隊の船1隻が来たが、威嚇射撃をして追い返している。

 あれだけぼろ負けをした結果として軍の艦は出てきていない。

 その後、日本政府の声明で、もし上陸するものは実力で排除し不法入国で拘束すると発表した。



某国に居ますが、早朝と夜は過剰に飲まなければ空いていますので、意外に更新が出来ています。

また飛行機の中の努力が効いています。

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