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ランサー VS F-150
ランサーにシンシアとエミリーが乗り込む。
彼らはフォードのF-150。
「このまま、逃げんなよ。埠頭まで着いてこい。」
まだ、濡れてる路面がライトの反射で光る。
「リュウ大丈夫なの?」
シンシアが不安そうに俺を見る。
「路面が濡れてる。勝てるさ」
「シンシア悪いけど、後ろに乗ってくれ」
「そうね、それがいいわ」
シンシアは後ろに乗る意味を分かっているようだ。
「なんで、シンシアも後ろに乗るの?」
エミリーは不思議そうにしてる。
「よーあの信号が変わったらスタートだ」
GO!!
キュルキュルキュルキュル――白煙が上がる。
F-150、ホイルスピンで出遅れた。
ランサーは、路面を掴むように“キュッ”と前に出る。
バックミラーに白煙から抜け出すF150が映る。
全開で加速する2台。
フォードF-150、猛然と加速してくる
グリップを取り戻したF-150がついに追いついてしまう。
リュウ、VVCに手を伸ばす。
リュウは爺ちゃんに言われてたよりも、1メモリ多くダイヤルを回す。
ランサーのエンジンからキーンと聞こえる。
鋭く加速するランサー
ゴール
“パンッ”なにか破裂するような音。




