休暇
「labyrinthの攻略お疲れ様です」
ギルドの受付嬢に労われデレデレした顔でカトラスは話をしている。
あんなんだから恋人ができないんだろう。
パーティメンバーの紹介をしておこう。
前衛のカトラスとミヤ
後衛のアシュルとマヤ
で、俺が最後尾で戦闘指揮をするカイト。
珍しい組み合わせのパーティーなんだけどね。
そもそも戦闘指揮なんてポジションは一般的じゃない、大体が各々の判断でやっているがこのパーティーはそうもいかない。
「兄さん、女性に対して気持ち悪いから彼女ができないんですよ、カイトさんの落ち着きだけは見習ってください」
「なーんかトゲのあるいい方じゃない?」
「お兄のやる気のなさだけは随一なのよねぇ…labyrinthの中にいる時だけはかっこいいのに…」
「命がかかってないのにピリピリして生きるのが嫌なんだ」
「だから他人に舐められるんでしょ?」
別に戦えない訳じゃない、もともと前衛3人で活動していたがあまりにバラバラで動くため連携が取れず、それにイライラした俺が命令を出すことにした。
カトラスとミヤとマヤは兄妹、マヤとミヤは双子の姉妹、俺とアシュルが兄妹。
同じ村出身の幼馴染、腐れ縁って奴だ。
「お前らが不甲斐ないから仕方なく戦闘指揮やってるんだ、誰か1人でも死んだら俺も死ぬって覚悟は伝えて納得しただろ?」
「labyrinthはいいの!ダンジョンの時が問題なのよ!」
labyrinthとは別にダンジョンと呼ばれる場所がある。
最初のlabyrinthが消滅してすぐに世界中にダンジョンが生成された。
ダンジョンはlabyrinthほどの脅威はないが放置しすぎるとlabyrinthとして成長を遂げる。
故にパーティの連携を鍛えたり、装備を揃えたり貴重品を集める馬車になっている。
「ダンジョンでくらいゆっくりさせてくれよ」
「そもそもカイトはこないじゃない!」
「じゃじゃ馬の世話で忙しいんだよ」
「誰がじゃじゃ馬よ!」
マヤミヤはしょっちゅうこうやって突っかかって来るがベッドの上ではしおらしいもんだ。
まぁそのギャップがいいんだけど。
付き合ってるかって?
もちろんノーだ。
「あのー…実は先日ダンジョンがlabyrinthになりまして…そちらもお願いできませんか?」
「もちろん喜んで!」
カトラスが二つ返事でオーケーした、帰ってきたばっかりだぞ。
「他の奴らに行かせれば良いんじゃないか?」
「blueが待機しているんですけど彼らにはまだ荷が重いと思いまして」
「そんなもんやらなきゃ成長しないだろ」
「まぁそう言うなよカイトよぉ」
奥の部屋からごっついおっさんが歩いてきた。
「い、いたのかおっさん」
「俺はいつもいるぜ?S1には荷が重いと思ってな、そこでお前にlabyrinthで手解きをしてやってもらえないかと思ってな。」
「はぁ!?またかよ!?」
「おめでとー頑張ってねぇ〜」
「…俺が戻るまでダンジョン5つ潰しとけよ…あと貴重品売って300万コルの用意な」
「兄さん流石にそれは…」
「あれ〜マヤミヤちゃんはできないでちゅかーそうでちゅかー」
「はぁ〜できるし!」
「決まりだな、おっさん、仕事は受けるけど二日後にしてくれ、俺は今から寝なきゃ流石に無理だ」
「じゃ、俺は出かけてるわ!」
ナンパだろ。
「じゃあ、一旦解散だな、アシュルこのあと少し頼めるか?」
「アシュルもゆっくりしていいよ、私とミヤが手伝ってあげる」
「じゃあお言葉に甘えて」
カトラスとアシュルはどこかへ行き、俺たち3人は宿に戻った。
「あーもう限界…」
俺はマヤをベッドに押し倒す。
「もぅーせっかちなん、んっ」
うるさい方を塞いでマヤの服を脱がす。
マヤも俺の首に手を回し抱きついて来る。
「たくさん愛してたくさん出して、ゆっくり休んで?」
「普段からその態度でもいいんだぞ?」
「他の人には見られたくないもん」
満足したらどうせ気絶するように眠るんだ。
120時間近く起きているのは流石に辛い。




