エピローグ
「さて、今日も潜っていきますかぁ」
「兄さん、ちゃんと細心の注意を払ってくださいね」
「最前線って私たちだけよね?できるだけ情報を集めてギルドに売らなきゃ」
「はぁ…帰って眠りてぇ…」
「S6の責任、しっかり果たしましょう」
「どうでもいいから帰りてぇ…」
やる気のない俺はため息しか出ない。
今日はどんな不幸が待っているのだろうか。
【黄昏の瞳】
俺たちのパーティ名を知らない人はいない、それくらいの知名度がある有名なパーティだ。
悪目立ちという訳ではない、王都ではlabyrinth探索の第一パーティとして名を馳せている。
ちなみに黄昏の瞳の由来はカトラスが100人目のナンパに失敗して慰めている際、遥か彼方を悲しい目で見つめている様を見てみんなで決めたものだ。
カトラスには悪いがかなりかっこいいと思って気に入っている。
labyrinthとは突如として現れるゲートのことを指している。
初めて現れたのは数百年前、突如として現れたゲートは異様な雰囲気に包まれていた。
王国は調査に100人近く向かわせたがゲートに吸い込まれ、1人として帰ってこなかった。
何も情報がない中、1人の青年がゲートに入り生還した。
彼の名前は山田達也。
御伽話に出てくる勇者だ。
彼はゲートに入り、生還し、こう言った。
「まるで迷宮、labyrinthだ、女神の命で今回だけは助けに来たがあとは、自分たちで何とかしろ、罠、魔物、困難を乗り越えて最奥にいるlabyrinthの主人を殲滅したらlabyrinthは消滅する、放置し過ぎればlabyrinthの魔物が地上で暴れ回ることになるだろう」
そう言い残して消えたと言われている。
それから王国はlabyrinthの攻略支援に尽力している。
ギルドと呼ばれるシステムを構築し、一般人を集め、labyrinthの消滅に努めてきた。
半年から一年にかけてlabyrinthは現れ、
labyrinthに入れる人数は無制限だが、命を無駄にしないために実力のあるパーティだけに許可が出ている。
実力の測り方?
それはおいおい説明しよう。




