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Ghost-21  作者: 望月 コウタロウ
1章 神話伝説
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初夏の湿り気のする京都で

アトラースについて

自らを天体の神と名乗る謎の少女。スダチと同様に人間の体に幽霊の魂だけが入っている状態であると分かった。なぜそうなったのかは九尾にも分からないがアトラースもスダチに着いていけという命令を受け行動しているという。人間を本能的に嫌っており人間がスダチや一条に失礼な態度を取るのを許せない。見た目は完全に金髪幼女。

「そうだ!せっかくなら皆で行った方が楽しいよ!」

つい3日前、コトノハの口から出た言葉だ。5月21日水曜日午前6時。僕は東京駅にいる。空は曇り空でじめっとした空気の中来る人を待つ。フルーツサンドを頬張りながら僕のところへ来たカヅタカの案内で列車に乗る。16両編成東海道新幹線のぞみ号。席に座れば後は待つだけ。品川、新横浜を過ぎればどんどんと速くなる。知識として知ってはいたがやはり在来線とはまるで違う。列車に乗ったのは僕とカヅタカ、コトノハに市川と一条にその中の九尾の狐。あとは天体の神と名乗るアトラース。6人(一条の中の九尾を含めて7人)で京都に行くのだ。京都駅に着いたら荷物を置きにホテルへ。

「ホテルKYOTO-KINKAKU。2年程前にできたばかりで部屋もキレイなんだって!2部屋取ってるから男女で分かれようか!」

チェックインしたら各自部屋に荷物を置く。カヅタカの案内で目的地に行こうとするのだが...。

「途中までバスかタクシーで行かなきゃいけないんだが、外国人観光客が多くて乗れる気がしねえぞ...。」

なんだろう、変な文字が書いてあるピンクのTシャツ着てる人が修学旅行の学生にすごい見られてる。まあそれはいいとして。

「それでどうするんです?まさかここから歩きなんて言わないですよね?」

「仕方ない。歩くぞ。」

「「「「「絶対嫌。」じゃ。」ですね。」だ。」です。」

「お前ら揃いも揃って軟弱かよ。ほんの5kmちょい歩くだけなんだから我慢しろよ。満員のバスよりマシだろ。」

「聞きましたかコトノハさん。今この甘党野郎"ほんの5kmちょい"とか言いましたよ心療内科とかおすすめしたらどうですか。」

「スダチ君仕方ないよ。彼は勉強できるだけの脳筋なんだから。」

「揃ってディスりやがってお前ら本当は血繋がってんじゃねえのか。」

「そんなわけないよ。私親戚少ないし知らないなんて事は無いもん。」

「おい死神。体の小さい妾を見過ごして歩く気か。歩幅が小さくて歩きづらいからお主が背負え。」

「人にものを頼む態度ですかそれ。ていうか他の人じゃ駄目なんですか?」

「人間に体を預けるなんてしないわ。そこの稲荷神も体の主導権は人間じゃからな。人間は信用出来ん。」

「黒崎お前筋肉無いんだからこのちんちくりんくらい背負えよ。そんなんだからいつまでも近接で俺に勝てないんだぞ。」

「うるさいですね。これでも頑張ってつけた方なんですよ。一条さんこそ九尾の力に頼ってばかりで最近体鈍ってるんじゃないですか?」

「話してる間にタクシー捕まえられたわよ。さっさと乗りなさい。」

「「「「「「え、有能」すぎません市川さん。」か?」だね。」だな。」じゃな。人間の癖に。」

ということで、5km歩くことなく、寺子屋的なところに着いた。

「ジジイ!来てやったぞ!」

「誰がジジイだカヅタカ!まだまだ現役じゃあ!御年91歳!杖突いてるとでも思ったか!ボケてすらないわ!」

うわ、すごい勢いで元気すぎるじいさんが出てきた。

「で、何の用じゃ。ついに月影流を継ぐ気持ちになったかの。」

「じゃあ、この人がこの...。」

「そうだスダチ。このジジイが月影流師範代、葉月リュウノスケだ。」

「なんだ、用があるのはそっちの若造か?最近の若者というのは老人を蔑ろにするというが、わざわざ東京から会いに来たのか?未来のある子じゃのお。」

「はじめまして、葉月さん。僕は黒崎スダチです。月影流についてお話をお伺いしたく参ったのですが、よろしいですか?」

「おお。今時月影流に興味を持つ子がいるとは。それは嬉しい限りじゃ。さあ、中に入るといい。」

中はかなり綺麗に手入れされていて、普段から掃除に気を遣う人ということがよく分かる。奥に進んで道場らしき場所につくと、木製の槍がいくつも置いてある。

「失礼します!」

「ここが道場じゃ。そしてスダチと言ったな。月影流自体は全くもって人がおらんのに、どうして知りたいと思ったのじゃ?」

「実は僕、昔の記憶が無くてですね。ですがなぜか月影斬・三日月の型が体で覚えてて、昔の記憶を取り戻す手がかりになると思って月影流を知っていたカヅタカさんにここを案内して貰いました。」

「ほう。そうか。」

そう言いながら葉月さんは槍を手に取ると、一瞬で僕の足首がなぎ払われ、僕は仰向けで床に倒れていた。今のは確かに月影斬・三日月だった。だがこの間僕が出したものと次元が違う。ヤマタノオロチに放ったものは落下しながらだったからスピードが出せて斬れたが、地上で、さらに鎌より歯の小さい槍でとんでもないスピードから三日月を放った。実戦用の槍だったら両の足が切り落とされていた。

「甘いな、スダチとやら。そんなものでは真に月影流の事を知れん。もっと強くなれ!もっと技を磨け!ワシが貴様に月影流の極意を教えてやろう!死神ィッ!」

このじいさん、なんで死神の事を知っているんだ!?

「月の神、ツクヨミを宿すワシが貴様を高きに導いてやろう!」

久しぶりのキャラ紹介

名前:葉月リュウノスケ

生年月日:1934年5月10日

身長:159.2cm

体重:53.7kg

好きなもの:和菓子

苦手なもの:タバコの煙

いや...ほら...ね。新生活が始まってさ...忙しくて。すいません本当は麻雀やってたら更新できてませんでした

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