表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ghost-21  作者: 望月 コウタロウ
1章 神話伝説
14/14

謎の少女とこの僕で

黒崎スダチ、痩せすぎて飯を食わされまくっています。一向に太りません。50kgを上回りません。筋力は人並みにあります。

この少女は何者なのか...。僕と市川、応援に駆けつけたカヅタカは警戒しながら様子を伺う。

「誰だ...と言っていたな。まあ、話さん理由もあるまい。教えてしんぜよう!妾は天体の神!アトラースじゃ!お主ら!人間はこの空の前にひれ伏せ!」

沈黙が場を覆う。こんなこと言われてもまあこの反応が普通だろう。

「あ、あのー...、アトラース...、さん?」

「なんじゃ、死神。まずははじめましてじゃろう。」

やはり、僕の事を知っている。九尾と同じで、正体不明の差し金か?

「あ、はい。はじめまして。アトラースさん。さっきのライオンは一体何なんですか?」

「ああ、獅子のことじゃな。妾は天体の神じゃからな。星座の具現化ができるのじゃ!それと...、そんなにかしこまらんでも良い。お主と妾は対等なんじゃから。というかまさか死神お主、人間にもそんな腰の低い態度を取っておるんじゃあるまいな?」

「いや、まあ...、そうした方が良いって...、言われたんで...。」

「なんじゃと!これは勘弁できん!人間が神の立場なるものを下に置きひれ伏させているじゃなんておかしいわい!」

「いや、良いんですよ。僕は悪いことをしましたし、こうして首輪で繋いで飼ってもらえること自体ありがたいんですから。」

「死神がいくら人を殺そうが死神なんじゃから当然じゃろ!そもそもその時お主は操られておったんじゃから法に則っても無罪じゃ!無罪!結局は傲慢な人間がお主を恐れ権力で虐げているだけの状況なんじゃ!お主は反旗を翻すべきじゃ!」

「良いんですよ。僕が良いって言ってるんだから良いんです。」

「うむ...、そうか。まあ本人の意思が一番に尊重されるべきじゃから、妾がとやかく言うことでもあるまいな。ただし!妾はお主を監視するためにととある者から命を受けここに来た!お主の行動は見させてもらうぞ!」

「じゃあ、ゴーストハンターとして僕と働くということですか?」

「まあ、肉体が働ける年齢じゃあないがそうするしかあるまい。おい、案内しろ人間共。」

「何っで俺らにはこんな上からなんだこのガキ!」

「ガキじゃと!肉体はそうでも妾は立派な神の力を持った正真正銘の神じゃぞ!口を慎め人間!」

「と、とりあえず戻りましょうよ。他の応援のかたに引き継ぎ頼んで。ね、市川さん。」

市川に捕まれ体を寄せられ小声で囁かれる。

「黒崎、そこのダンディーについてどこまで知ってる?」

「い、いや今はその話は良いですから。また後で話しますよ。」

え、何々怖いんだけど。急にどうしちゃったのこの人。ていうか明らかにこの感情顔に出てるし。まあそんなことより本部からの応援も着いて、僕らは護送された。コトノハへの報告が終わった後、カヅタカから呼び出され僕と2人で話すことになった。

「スダチ、さっきのヤマタノオロチの頸を一気にほとんど切り落とした鎌の斬撃、俺はそれを見たんだが...。あれは月影(つきかげ)流の動きだ。なんでお前が知っているのか、教えてくれないか。」

「すいません、質問を質問で返してしまうことになりますが、まず月影流とは?なぜ知っているんですか?」

「月影流。30年程前に突如現れた槍術の道場なんだが、なんで知っているかというと、子供の頃たまたまそこの師範に出会ったんだ。そして俺は、しばらくそこで槍術習ってたんだ。だから月影流を知っている。そもそも月影流はあまりにも特殊すぎて、武道の方に認知もされないし、知ってる人も邪道だと言われるだけの武術なんだよ。」

「僕も月影斬の三日月だけ動きが頭に沸いてきたんですけど、大きくタメを作っての広範囲への突進技って、槍じゃ無理ですよね。そもそも突いた方が強いのが槍ですし。」

なぜ僕がそれを知っているのか、知りたい。僕は僕が何者なのか知りたい。きっとそれが正体不明にも繋がるはず。正体不明を殺すために、月影流について知らなくてはならない。

「カヅタカさん。僕を今度空いてる日に、その月影流の道場に連れていってください。」

「そしたら、次の21日の水曜から3日は空いてるから、コトノハに申請して道場がある京都に出張ってことにするか。」

...、え?ちょっとこれダメなヤツじゃない?ズルいというかなんというか...。そもそもコトノハが許すかどうか...。いやまああの人の事だしなあ...。

「うん!来週の水曜から京都に出張ね!あと、そこにアトラースちゃんもついていくから!」

知ってた。この人の事だからOK出るだろうとは思ってた。ていうかアトラースさんついてくるんだ。京都ってたしかめっちゃ神社とか寺とかあるとこだよな。地理は勉強したけど実際どのくらい遠いのかとか想像がつかないな。

「スダチ、集合は21の朝6時東京駅正面入口な。」

「分かりました。」

まあ、とりあえずは平気かな。いやまあ、唯一気になることが残っているんだが。あ、いた。市川だ。さっきなんて言ってたんだっけ。

「あ、黒崎。ちょっと面貸しなさい。」

「え、あ、はい。」

「さっきのダンディーってどんな人か教えなさい。」

「えー…。まあ、K大卒でめっちゃ強くて甘いもの好きな事くらいしか分かんないですけど...。」

「よし、ありがとう。もう行っていいわよ。」

「え!?もう終わりで良いんですか?」

「さあ、行った行った。そんだけ聞ければ十分よ。」

な、なんだったんだろう。まあいいや。来週の出張の準備進めておくか。

ゴーストハンターについて、知ろう!

ゴーストハンターは、2001年に突如現れた幽霊に対処するために発足した政府直属の国家公務員である。幽霊のハンターが存在しているが年々数を減らしている。各地に拠点が置かれていて中でも幽霊の出現数が多い東京が本部となっている。

本部勤務の場合大卒初任給、額面で25万円。高卒初任給、額面で23万円。基本は寮に入り生活する。寮の家賃は月3万円。一応昇級システムが存在し、多くの幽霊を討伐したり幽霊についての情報を入手したりすると給料があがる。例えば伊藤カヅタカの場合めちゃめちゃに幽霊を倒しているので月35万程貰っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ