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「まあ・・・・なんだ、体の具合が悪い所はないか?鉄格子挟んでじゃまともに診察もできやしねえからな。儂は医者だ。なんでもいいな」
私の目をまっすぐ見て話すラルドから真剣さが伝わってくる。
だから、だからこそ・・・・・・
この男は・・・・
何、言ってんだろう
診察?こんな目にあわせたのは全部、全部・・・・
「あんた達のせいじゃない」
ラルドが息を呑んだ
「・・・・私の、・・喉が焼けるように、・・痛いのも、・・体がバラバラになりそうなくらい痛いのも、全部!何もかも、あんた達のせいじゃない!!」
気がついたら泣いていた。歯を食い縛っても嗚咽が歯の間から漏れる。
もう涙も乾いたと思ったけど乾かないものだなー。
涙腺弱いなー。涙腺って鍛えられるのかな?
ああ、もういいや。
泣こう。好きなだけ。
私に許されてる自由は泣くことぐらいしかないんだから。
手錠で拘束された腕では涙を拭うこともできず、とめどなく溢れる涙はとまることを知らず私の頬を濡らしていく
大きく口をあけてわんわんと大泣きする
無様だ。
そんな自分にもっと泣きたくなった。




