4
夢を見た。
どこまでも白い浮雲が晴れやかな水色の空を自由に泳ぐ。その動作は遅く、緩慢で、じっと見つめていなければわからない。
はたして雲が泳いだのか、それとも空のほうが流れたのか、なんてね。
空と、雲。水色と、白。
なんて、綺麗なんだろう
この空と雲の世界にこれ以上の色なんていらない。
お互いがお互いを高めあい美しく表現する。
私はその二人の世界に酔いしれていた。
その時、真っ白な雲を切り裂いて、暴力的なまでに燦々と光り輝く色が現れた。わたしはあまりの眩しさに目をつぶり両手で目をおおい隠した。
あれは、何だ
この美しい世界に、何をした!!
目をつぶることで私の目に映るのはどこまでも続く黒何者をも受け入れ、休息と静粛を与えてくれる色。
ありがとう もう大丈夫だよ
そっと目を開いた。
そこには互いを尊重しあい互いをひきたてる美しい二人の世界はなかった。
汚れなき純真無垢な白の浮雲は新たに割り込んできた強烈な色を放つ太陽の飾りに
知性と穏やかさをもつ水色の空は新たに割り込んできた強烈な色を放つ太陽の背景に
成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった成り下がってしまった
どうして?どうして壊したの!?この世界にあなたはいらない!!
この優しい世界に、他人を犠牲にして輝く、あなたはいらないのよ!!
空と雲を蔑ろにした太陽を怨んで泣き喚く私に、誰かが言った。
甘えてんじゃねえぞ
この糞餓鬼が




