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二次元への初恋

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

初恋に思いを馳せてる二人称小説。

彼女の語りが聞きたい向けです。

んぇ? 私の初恋? そんなん聞いてどうするのさ。まぁ、良いけどさ。二次元だよ。二次元。三次元では……うーんなんと言うか、ピンと来ないんだよね。初恋といったら二次元だった。

まぁまぁまぁ!! そんなぶすくれた顔をしなさんなよ。最後にはこれが誠実な対応って分かるから!!

一目惚れに近い形で私は其奴に恋したんだ。前までは何でもなかった。身長が高くて、あだ名付けるのが大好きで、わきゃわきゃした感じが好きだなー。程度だった。

でもそうだね……。ほら、眼鏡キャラが眼鏡外したら美少女だったとかあるやんか。あれ、そう、あれに近い形で惚れたんだ。普段は上げてる髪下ろしたんだよね……。そのとき世界が変わったのさ。

サラサラのストレートが肩のラインまですとんと落ちてて、ただでさえ眼帯で隠してんのに、その上にふわって前髪重なってさ。一目で恋に落ちた。ずっとドキドキしてた。

そのアニメを見る為に、毎週必死だったよ。風呂入れって言われたり、友達と遊び行ったりして、危うい時もあった。でも必ず其奴に会うために、頑張ったよ。鴉の行水で済ませたり、宿題やってる振りして視線固定したり。まぁ、来週には髪型、戻ってたけどね。

え? 動画サイト? 残念ながら私の家にパソコンなんて大層なものは無くてね。見れる瞬間はテレビだけだったのさ。

そ、だからCMとか来た時、そりゃもう内心小躍りしたものさ。一生懸命食いついて、台詞を一語一句記憶して、メモに書いた。毎夜見返しては、その台詞を反芻しながら眠りに落ちた。堪らなく幸せだった。

そこまでの恋を、私は三次元でした事が無いんだ。ずっとドキドキして、寝る前のその人の事を考えて、甘ったるい夢を見るなんて事、無かったのさ。

どうだい? これを初恋と言わずして何という。無理に三次元で気になった奴を初恋にしたら、それこそ失礼って奴だろ?

推しなんて、両手両足の指全て合わせても足りないくらい浮気してるし、不倫もしてる。悪いね、物凄く気が多いんだ。三次元でも必ず浮気するだろうね。

こら、睨むなよぉ。でも私は初恋が彼奴で良かったって思ってるよ。愛しい愛しい綺麗な顔。後悔はないね。

分かりますかね? このキャラ。分かるなら描写変えないとなって。

そ、私の初恋なんですよ。一目惚れに近い形での恋でした。

小学生の初恋なんて言ったら、クールな二枚目って皆言ってましたけど。私は女誑しだけど優しい三枚目でした。

今でも友達にドヤ顔で

「その子ね、私の初恋なんよ!!」

と声高に言ってます。

でも語るとウザったいので、此方から。

(三時間は語ってしまう( 'ω'))

我慢出来なくなりました。


今まで

「ふふふ。あだ名付けるの好きなんだ!! 可愛い!!」

程度だったのに、いきなり惚れました。

あれこそ初恋!! 生身の適当な人を初恋に変えたくないくらいの!!

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