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プロローグ:天界

「天使ミノン、君はこの千年間、天界のためによく働いてくれた。サバティカル休暇を君に上げたいんだが。」


 私はある日、神様の居室に呼び出されました。


「あ、あの、鯖? 鯖ってなんでしょう?」


 神様の突然の提案に私は驚いて上ずった声で聞き返した。 


「新米天使の君には初めての経験じゃな、勤続千年ごとに天使は天界から地上に降りて休暇をとる制度があるんじゃ。まあ、休暇といっても地上の文化を学び、天界に持ち帰ってもらうという仕事付きの休暇じゃがな。」


「え、あの、状況がよく飲みこめないのですが...」


「まあ、よい。行けば追々自分が何をすればよいのか分ってくるじゃろう。期間は五十年きっかりじゃ。地上でも天使の未来予知能力は使えるが、決してそれを他人に知られてはならぬ。知られた時に何が起こるかお主も知っておろうの。それでは早速、今から行ってもらおう。」


「え、あの、あの...」


 神様は驚きを隠せない私を横目にテーブルのボタンを押してしまいました......


 






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