表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/462

56.疾風の斧の夜

ヒューズは家についた。

「帰ったー」


「おかえり!」

「おかえり、リーダー!」

「ただいま」


リリアンとクララはリビングでだらけていた。


「ライルに聞いたぞ。大変だったみたいだな」

「本当に大変よ。わたし、この村来てから今までより忙しくなったんだけど」

「そーだよーリーダー!忙しくなったよー」

「お前ら、その割には嬉しそうに話すよな」

「リーダーがそれ言う?依頼と訓練以外はほとんど家で寝てた人が、今じゃ十数人に指示出して解体をさせ、夜も数日に1回は会議して。しかも、上司みたいな存在は5歳の子供。なのにイキイキしちゃってるし」

「まだこの村に来て10日経ってないのに、この急展開おもしろすぎるだろ」

「まあねー忙しいけど楽しいの事実なんだよなー」

「そうね。弟子もいっぱいできたし」


ヒューズは会議後にライルに言われたことを思い出した。

「そういえばライルが明日の夜に家に来いってさ」

「えっ!なに?怖い」

「何が怖いんだよ」

「鬼ライル」

「なんだよそれ!!笑わすなよ!!!!」

「ヒューズは鬼ライルを見てないから笑えるわよね。でも鬼ライルを見たとき、ダンドールの町のギルドマスターを思い出したわ」

「ほんとにそう!あれはギルドマスターと同じ圧!」

「バカ言うな!あのジジイの圧を忘れちまったんじゃないか?新人の頃、訓練でボコボコにされまくったの忘れたのか?」

「見てないから言えるのよ、ニーナとカシムは心が強いわ。5歳の私は泣いちゃうね」

「そんなだったのか?」


リリアンとクララは今日の特訓の内容をヒューズに話した。


「えぐい!初心者冒険者でもそんな訓練しないぞ」

「目的とやることが合ってるからなんも言えないのよね。的確すぎる。あれで5歳か」

「カシムも影響されてやる気がすごかったよ!」

「ニーナもよ。昨日までおどおどしててちょっと見てて心配だったけど、今日は一皮剥けた感じだったわ」


「まあ、ライルだし!で片付けるしかない。あと、明日の夜行かないと後悔するぞ」

「ライルくんに呼ばれてるんなら、行かないって選択肢はないわ。夢みたいなことばっかり起きるから、頭がついていってないだけ」

「そーそー行く行く!」

「シモンが布を作れるらしいんだけど知ってたか?それで、シモンとキリーが服を作ってるらしいんだが俺らのも作ってくれるってよ」

リリアンとクララの目が輝いた。

「絶対行く!絶対!」

「そういえばライルくんが今日着てた服、上質な布だった気がするわ」

「それ思った!絶対行こう!」

「自分の持ってる服を2パターン持ってこいだと」

「「りょうかーい!」」


「俺はそろそろ寝るわ。明日も忙しくなるだろうから」

「護衛依頼までに一回森で身体慣らしたいな」

「そうだな。それはやろう。じゃあおやすみ」

「おやすみ」



ヒューズは部屋に行きベッドに入った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ