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43.ホーンラビットとリトルデビルラビット

今朝も自称弟子が全員来た。

ゴーレにみんなを学び舎に連れてってもらい、俺は厩舎に向かった。


「あー久々にみんなとゆっくりできるよー!」

フリードとノコとシモンとのじゃれあいを堪能した。

「今度土地を買うんだけど、そしたら厩舎は移動してすぐ会えるようにするからな」

俺がそういうとみんなうれしそうだった。


「そういえば、シモンとシモン隊にお願いがあるんだけど」

チチチチチチチチチチ

「この前、布作ってもらったじゃん?それってまた作ってもらうことできる?あと糸も欲しいな。できればいっぱい」

チチチ!

多分オッケーってことだろう。


シモンとシモン隊は目の前で布を作り始めた。

「最終的にこれくらいの幅で、くるくる巻けたらいいんだけど可能?」

俺は手を広げてサイズ感を伝えると、シモンは頷いた。

チチチ!


シモンは白い布をシモン隊は黒い布を作っている。

「身体の色と同じ糸が出るのか。それにしても綺麗な布だな。出来上がったらゴーレ達の誰かに渡しておいて。なんか作ってもいいから」

チチチ!

「お礼したいんだけど何が欲しい?」

そう言うとシモンがシモン隊の1匹に指示を出し、どこかへ行った。

戻ってきたシモン隊が持っていたのは花だった。

「花ね。わかった!今度花畑作るよ」

チチチチチチチチ!

シモンとシモン隊は拍手のように前足を叩きながら喜んでいた。


お昼前に、ゴーレがご飯を持ってきてくれた。

それを食べながら、ゴーレに布の話を伝えた。


「明日土地購入かー!久々にステータス確認するか!ステータス!」


【名前】 ライル

【年齢】 5

【職業】 農家

【レベル】 29

【生命力】 540

【魔力】815

【筋力】 75

【防御力】 62

【俊敏力】 24

【スキル】

○エクストラスキル

  ガチャ


○パッシブスキル

 スロット1:スキルホルダー

 スロット2:隠蔽

 スロット3:騎乗

 スロット4:料理


○通常スキル

 スロット1:風魔法LV5

       →エアショットLV4

       →ウィンドアローLV3

       →エアアームLV2

       →癒しの風LV3

       →ウィンドカッターLV1


 スロット2:秘密基地 LV3

       →畑作成LV2

       →柵作成LV2

       →小屋作成LV3

       →厩舎作成LV1

       →建築物移動

       →植物成長促進


 スロット3:鑑定

 スロット4:掃除


○スキルホルダー

クリーン


【テイムモンスター】

フリード LV27 (ブラックスターホース)

ノコ LV19 (アイアンスタッグビートル)


【所持ゴーレム】

ゴーレ LV14 (ファーマーゴーレムエリート)

(水・土・聖属性)

アカ LV2 (ファーマーゴーレム)(火属性)

アオ LV2 (ファーマーゴーレム)(水属性)

キー LV2 (ファーマーゴーレム)(土属性)

ドリー LV2 (ファーマーゴーレム)(風属性)



「あ!鑑定全然使ってない」

ステータスを見ていたら。異世界あるあるのスキルを全然使っていないことに気付いた。


「まあまた今度でいいか。なんか土地買ったあとにやりたいこと大体できそうだなー。隣接できるところ買えればいいなー。アカ・アオ・キー・ドリーもレベル上がったし、まあいろいろやってもらってるしな。俺がいろいろやれてるのもゴーレ達のおかげだな」

「有り難きお言葉」

表情が分からないがゴーレも喜んでそうだ。


▽ ▽ ▽


ジジジジジジ

ノコが鳴き、飛んでいった。

「あれ?ノコどっかいったな」

ノコは時々どこかに行っていることを、ゴーレから聞いて最近知った。

たぶん、森の花畑にいた仲間を探してるんだろう。いつか他の仲間も見つけてあげたい。



「そういえば、なんか倉庫に売れそうなものってあった?」

「ゴブリンの武器などはヒューズ殿に渡してしまいましたので、今は売れそうなものはありません」

「そっか。じゃあ、シモン布とシモン糸と野菜だけか。どれくらいで売れるかわからんからなんとも言えないな」


「ゴーレ、落ち着いたらレベル上げ行こう。ガチャもしたいし」

「そうですね。スライムとゴブリンの大量発生で生態系がちょっと崩れてたみたいなので、大量発生がなくなった今、見たことないモンスターが森に戻ってきてるかもしれませんね」


「見たことないモンスターか。駄目だ。やっぱりすぐに行こう!」

「マスター。お母様とお父様に森に行く報告をしないと」

「そうだった。よしすぐ報告して、すぐ行こう!メンバーは、フリード、ゴーレ。シモンとシモン隊はどうする?」

チチチ!

チチチチチチチチチチ!

「うーん、シモンだけ来るのかな?よし準備開始!」



▽ ▽ ▽



フリードに乗り、森へ向かっていた。

「とりあえず、ビッグスライムがいた方へ行こう」


こんなに森を走っていて、モンスターに出くわさないのは珍しい。

「スライムとゴブリン全然いないな、あれってビッグスライム倒さなかったら、魔石取り放題だったんじゃない?」

「そうかもしれませんね。ビッグスライムが分裂してスライムになるのかビッグスライムになるのかわかりませんが、魔石取り放題の可能性はあったかもしれません」


フリードに乗っていると目の前に、以前倒したことがある白い角うさぎと黒い羽うさぎがいた。

合計8羽ほどだった。


「使ってみるか。鑑定!」


【ホーンラビット】

ツノがついているうさぎ型のモンスター。

突進攻撃が得意。


【リトルデビルラビット】

黒い体毛で小さな羽がついているうさぎ型のモンスター。

空中からの体当たりが得意。



「鑑定微妙すぎる!ステータスとか見られないやつ?え?なんで?想像より情報が少なすぎる」


だいぶテンションは落ちていたが、戦闘の指示を出した。

「シモン!危なかったらフォローするから、戦ってみようか」

チチチチチチチチチチ


シモンが俺の肩から降りて、ホーンラビットとリトルデビルラビットに向かっていった。


ホーンラビットが突進をしてくるが、シモンの目の前で首が刎ねられた。

「ん?」

よく見てみると、細い白い糸がシモンの周りに張ってある。

空から突進するリトルデビルラビット達も次々に首が刎ねられ、突進するホーンラビット達も首が刎ねられていった。

以前ガチャで獲得した『暗躍』をシモンに与えたおかげか、どんどん首が刎ねられていく。


「つよ!なんだこれ。防御戦最強じゃん」

チチチチチチチチ


「よし。掃除!」


俺の身体が死体を片付け始めた。

「あれ?何?この分け方」


地面を見ると、魔石・角・身体に分けられていて、ちょっと離れたところに頭が積まれていた。

「ん?角は売れるってことか?身体は肉が食えるってことかな?『掃除』ってほんと有能だよ」



現在の成果

ホーンラビットの魔石 4個

リトルデビルラビットの魔石 4個

ホーンラビットの角 4個

ホーンラビットの身体 4羽

リトルデビルラビットの身体 4羽



「これって血抜きとかしたほうがいい?」

「血抜きをして、マジック馬車のマジックボックスに入れておくのをお勧めします」

「シモン。このラビットの身体を木に吊るせる?」

チチチ!


シモンは糸を使い、慣れた手つきでラビットの身体を吊るした。

「血抜きが終わるまで、ちょっと休憩だな」

俺は休憩しようと地面に座ろうとした。


ガサガサガザ


休もうとしていたら、黒のモコモコと白のモコモコが大量に草むらから出てきた。


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