392.農業区域と魔楽器
アイザックさんとセフィーナさんと相談をし、ヤルクからデスヘル方面に4キロほど離れた街道に近くないところの土地を広めに買うことになった。
農業関係で使えるマジックアイテムもたくさん手に入れたから、稼働するのは簡単だろう。
木や手入れしてない土地だったので、すぐに『秘密基地』を使う。
バッフン!バッフン!バッフン!バッフン!バッフン!バッフン!バッフン!バッフン!
あんなにも整ってない土地をいじったのは久々だった。
野菜泥棒が入れないように、基本的に秘密の通路でしか入れないようにした。
城壁と物見櫓も配置し、出来上がりだ。
櫓櫓壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁櫓櫓 N
櫓櫓畑畑畑畑畑畑畑▢畑畑畑畑畑畑畑櫓櫓 M
壁畑畑畑畑畑畑畑畑▢畑畑畑畑畑畑畑畑壁 L
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そして昨日手に入れた、マジックアイテムカタログ農業版を2冊使う。
カタログから俺はマジック水田を選んで設置した。
マジック水田は2マス分なので、計4マスになった。
これでワサビと大豆を使ってもやしも作れるはずだ。
小型無限井戸も1つを小屋の近くに設置し、マジック小型運搬車も2台出して置く。
準備が終わったので父さん達に来てもらった。
「おお。なんかまたすごいことやってるな」
「うん。野菜泥棒が来ないために農業区域ヤルクファームを作りました。ここは基本的に『秘密の通路』じゃないと来れないから」
「なるほど。これなら安心だ」
「ヤルクの街にも畑は残すけどすごく小さくする予定だから、ヤルクファームに移動を始めてほしい」
「わかった。よし!みんな、街にある畑の物を収穫するぞ」
「「「「はい!」」」」
「「「「ハイ!」」」」
農業部門のみんなはヤルクの街に戻って行った。
▽ ▽ ▽
農業部門から移動が終わったと連絡が来た。
「えーでは皆さん。一旦町の反対側に移動誘導お願いします」
「「「「「「はい!」」」」」」
従業員達は一斉に散らばった。
みんなの移動が済んだら、すぐに『秘密基地』を使う。
バッフン!バッフン!バッフン!
「あれ?畑減らしたら、土地が余りまくった。ガチャが復活したからいいか」
牛鶏▢家家厩庭ダ扉▢食食▢温温温宿宿宿宿▢ K
牛鶏▢家家庭庭庭庭▢食食▢温温温宿宿宿宿▢ J
芝芝▢家倉庭庭庭庭▢食食▢温温温宿宿宿宿▢ I
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未未未▢従従従従従▢領領▢▢▢▢▢▢▢▢広 A+
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工工工▢従従従従従▢店店▢▢未未▢冒冒冒▢ D
工工工▢従従従従従▢窯窯▢▢未未▢冒ダ▢▢ E
工工工▢従従従従従▢焼焼▢▢未未▢鍛鍛鍛▢ F
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庭庭芝芝芝芝芝芝芝▢学学▢▢▢▢▢▢▢▢▢ I
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疾疾芝芝芝芝芝芝芝▢学庭▢公孤教▢ケ芝パ▢ K
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ライル商会関係者じゃない人間が入れるエリアが結構広くした。
店舗がこれから増えたとき用に未開拓のエリアは多めだ。
道には光樹を植えて街灯替わりにしている。
従業員が住むアパートや一軒家のエリアはだいぶ広くした。
なんだかんだ人が増えることが多いのでこれくらいあれば十分だろう。
みんなの戦闘のレベルがだいぶ上がったので、疾風の風の家の横を広い芝生エリアにして訓練をしやすくした。
ヤルクファームへの移動は、畑近くに作った小屋から行ける。
「未開発地だらけになったから、国王が来るまで魔石集めをしようかな」
▽ ▽ ▽
ヤルクファームに戻ると、農業部門の従業員達が働いていた。
アカがマジック小型運搬機に乗っていた。
見た目は小型バギーで後ろにマジックボックスが付いている。
容量は少ないらしいので、行き来はしないといけないみたいだ。
俺は『ガチャ』で手に入れた植物をキーに渡す。
小豆・ウメ・ラズベリー・ブルーベリー・モチムチ・ゴボウ・アスパラガス・キュウリ・ポイズ草・マグマコスモスを渡した。
○モチムチ
大きな実をつける植物。
薄い皮を剥くと、真っ白で硬い実が出てくる。
熱を与えると、柔らかくなって粘度が増す。
食用可。
○ポイズ草
解毒効果が少しある薬草。
解毒ポーションの素材になる。
○マグマコスモス
花びらが高温な花。
温度が上がると色が鮮やかになる。
「モチムチは説明だけだと餅だな。異世界の餅。味が近かったらいいな。あとは薬になればいいけど、わからないな」
「ゼンブ『サイシュ』シマスカ?」
「うん。お願い」
「ワカリマシタ!」
キーはそう言って植物を持って行った。
父さんの元に行き、マジックコンポストの説明をして設置場所の相談した。
「ゴミを肥料にするマジックアイテムか。本当にライルは凄いアイテムを持ってるな」
「ははは。たまたまだよ」
父さんは深くは追及しないでくれる。
本当にありがたい。
「食品部門が一番ゴミを出すから、ヤルクの街に設置するのでいいんじゃないか?」
「わかった。畑の近く設置しておくよ。他の従業員にも共有しておくから、肥料が出来たら試してみて」
「わかった」
父さんは頷いた。
俺はヤルクの街に移動し、マジックコンポストを設置した。
「なかなかデカいな」
マジックコンポストが想像していた倍以上のサイズで驚いた。
「これがあれば人が増えて、ゴミが増える問題も起きないだろう」
「そうですね。各部署にはゴーレム達に伝達を指示しました」
「本当にゴーレは優秀だな」
「ありがとうございます」
ゴーレの先回りには本当に助かっていた。
▽ ▽ ▽
俺は家に帰り、残ったカタログを見ていた。
召喚ゴーレムカタログには気になるゴーレムが居た。
「お呼びですか?」
部屋にやってきたのはネネだ。
「うん。これ渡しておくね」
俺は『ガチャ』で出した魔楽器をネネに渡す。
「ええ!こんなに頂けるんですか?」
「うん。あとこれを見て」
「はい」
俺は召喚ゴーレムカタログを見せる。
「このゴーレムとかネネに合うと思うんだけど」
「ゴーレムバンド?」
「うん。演奏をするゴーレムで、これは3人組かな」
「え?これを?」
「ネネに使ってもらおうと思ってるよ」
「嬉しいです。頑張ります!!」
ネネは嬉しそうに笑った。
ネネに召喚ゴーレムカタログを渡し、選択してもらう。
すると指輪が出てくる。
「それを嵌めて、魔力を注いで」
「は、はい!」
ネネが魔力を込めると、ネネの後ろにゴーレムが3体現れた。
ゴーレムバンドはアカ達よりも大きく、ゴーレよりも小さい。
「じゃあ魔楽器を渡してみて」
「は。はい」
ネネはゴーレムバンドにエレキショックギターとシールドアコーディオンとマーチングクエイクドラムを渡した。
手にしたゴーレムは楽器に合わせて姿が変わった。
「あ!ごめん。そういう仕様なのか」
「大丈夫です!」
最初に渡した魔楽器が固定されてしまうみたいだ。
「ネネ、今度みんなの前で演奏しようよ」
「はい。したいです。今ちょっと演奏してみてもいいですか?」
「え!いいの?」
「はい!!!」
ネネはミラーゴーストを3体出した。
「あ!これも使って」
俺はスピーカードローンの指輪を渡す。
「では演奏します」
ネネはマジックマイクメイスを握った。
ネネが演奏しだしたのは、元の世界の曲だ。
俺の世代に刺さるアニメソング。
しかもしっかり歌っている。
ネネの歌唱力は本当に高い。
凄い引き込まれてしまった。
演奏が終わった。
「凄い!最高だよ」
「ありがとうございます!!」
ネネは嬉しそうににやけた。
「なんでその曲知ってるの?」
「ヴァイオレットさんに教えてもらったんです」
「なるほど」
ヴァイオレットは最高のプロデューサーかもしれない。
俺は他の曲もヴァイオレットに教えてもらいなと伝え、ネネは帰っていった。




