表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
398/416

386.VSドーグラン・ペパイド⑤

「おい!お前はどこの誰だ?」

「やめてくれ!!はい、プレゼント」

プレゼントは目の前で爆発したが、痛くもかゆくもない。


加護を受けている状態だと魔装と魔力循環を同時にできた。


サンタは俺に怯えて逃げていた。

「まずい!発信!」

「おい!何してる。ウィンドアロー!」

「ぐわっ!おい!早く送ってくれ!聞いてないぞこんなに強いなんて。早く!」

「何言ってんだ?誰と話してる?」

森帝のロッドで顔面を殴る。


「がああ!おい!早く!早く!」

俺がもう一度攻撃をしようとするとキモサンタは目の前から突然消えた。


「は?どこ行った?」

俺は辺りを見渡すが、誰も居ない。


サンタを探すために動き出そうとするが、俺の視界には空だけが映った。

「あっ、これは」


俺の意識はそこで無くなった。


▽ ▽ ▽


私は何を見てたんだ。

数分前に見た光景に理解が追い付いていなかった。


ヒューズ達はペパイドと戦っていたが劣勢になった。

残りは疾風の斧のみ。

しかし疾風の斧もやられ、私は自分の死も覚悟した。


しかしヒューズやガッツ、それにリリアンとクララが急に光り出してペパイドは藻掻き苦し始めた。

今までの戦いで負った怪我がなかったかのように4人は戦いだし、ペパイドは消滅した。


本当に何だったんだ。



私はすぐに英雄達の元に行った。


全員の様子を見るがさっきまでの戦いが、嘘かのような怪我の無さ。

いや、1人怪我をした者がいた。

ドルビダだ。


そして我が騎士団から1名死者が出た。

率先して働いてくれる働き者で、今回の卒業試験の審判も務めた。

この者の家族には騎士を真っ当したと伝えよう。


私は倒れている者達に声をかけていった。


▽ ▽ ▽


ノヴァ様に呼ばれ、従業員全員でヒューズ様達を運んだ。


やはりあれは夢ではなかったみたいだ。

私の判断は正しかったのだろうか。

それだけが心配だ。


オステオ様の話だと、ヒューズ様がペパイドにとどめを刺したという。

そしてなぜかライル様の姿が全く見当たらなかった。


ライル商会の従業員総出で探したが、夜になってもライル様は現れなかった。



お父様がライル邸にやってきた。


「セフィーナ。ご苦労だったな」

「いえ。私は何もしてません」

「オステオ様から国王様に今回の件の報告が入った。それによりライル商会には褒賞が与えられるから、何か考えておけとライルに伝えに来たんだが」

「まだライル様は行方不明です」

「そうか。色々と報告することが増えるから、セフィーナと主要な者は王都に残っておいてくれ」

「わかりました」

お父様はそう言ってライル邸を後にした。


ライル様。

一体どこにいらっしゃるんですか?



▽ ▽ ▽



目を覚ますと、見知った天井が見えた。


「神様の言う通りなら、3日は眠っていたのか?」

「はい。その通りです」

「わ!びっくりした」

ベッドの横にはゴーレが立っていた。


「俺が知っておくべきことを教えて」

「わかりました。王都でのことはセフィーナさんから聞いた方がいいと思うので、私の方からは危険地域での話をさせていただきます」

「うん。お願い」

ゴーレは俺が気絶した前後の話をしてくれた。


ゴーレはソリに吹き飛ばされた。

ソリの攻撃で、左腕と右足が上手く動かなくなってしまった。

そして雪だるま達の攻撃で、寒さに弱いライムも戦えなくなっていた。


劣勢が続き、さすがにまずいと思ったゴーレだったが急に身体の不具合が治った。

そのおかげで、なんとかソリと雪だるまと戦うことができた。

数分戦っていると、急にソリと雪だるまが目の前から突然消えた。


ゴーレは俺と合流しに戻ると、意識が無くなった俺が倒れていたらしい。

そこからデスヘルまで俺を抱えて帰った。

距離はそれなりにあって、デスヘルに付いたのは数時間前。

そこから王都に移動して、セフィーナさんにあと数時間で目が覚めるかもと言われたので待っていたらしい。


「なるほど。セフィーナさんとヒューズさんと話さないとな。王都の情報はある?」

「はい。従業員で怪我をした者はいません。なぜか全快していたそうです。被害で言うと黄盾騎士団で審判をしていた方が死亡。ドルビダと言う男が怪我。避難中に軽症を負った観客数名です」

「なるほど」

俺はセフィーナさんとヒューズさんと話すためにヒューズさんが目覚めるのを待った。


▽ ▽ ▽


「はあ」

私は皆様が目を覚ましたらやることをまとめていた。

ライル様が帰ってこられて安心はしましたが、目が覚めたら色々やってもらわなくてはならない。


オステオ様と父から共有されたことを伝えなくてはならない。

ソブラの時に見つけた魔力を身体にいれるマジックアイテムがペパイドの別邸で発見された。

そして大量のドラゴンりリーの種。

あの暴走はそれが原因だと言われている。


ベースラニア様の件。

オステオ様の話を聞く限り、加護はちゃんと授けていただけたみたい。

加護を授かるまでの経緯をしっかり共有したい。

今でも神様と話したなんて信じられないので、早く共有をしたい。


国王様との謁見。

これはライル様を納得させるしかないです。

ライル商会の冒険者全員が呼ばれている。


そしてライル様の卒業。

これは学園長の元に行けばいいみたいなので、すぐに終わらせましょう。

無事卒業出来てよかった。

他にも卒業できる人もいらっしゃいますが、できない人もいるので相談してみましょう。


ドルビダ一家からの謝罪。

これが本当にめんどくさい。

ドルビダ一家が謝罪をさせてくれとやってきた。

リゴベルト様が1度連れてきたが、どうなるか私には予想できない。


そして学友からも目が覚めたら会いたいと言われている。

クラリ様、ルサンナ様、イタロ様、ハン王子。


「セフィーナさん」

「は、はい。どうしましたか?」

部屋の外にはゴーレ様が居た。


「マスターが目覚めました」

「え!それは良かったです」

「他の方が目を覚ますまでは休んでていただいても大丈夫ですか?」

「問題ありません。他の皆様が目を覚ましたら、私が伺います」

「わかりました」

そう言ってゴーレさんは去っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ