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383.VSドーグラン・ペパイド②

地面に叩きつけられたペパイド。

それに向かって行く、ミゲミとネゾネ。


「「「ラアアアアイイイイイルオオオ!!!」」」

ペパイドは叫びながら立ち上がる。

そして物凄い速さで移動し、ネゾネを殴る。


「ぐわっ!」

ネゾネの鎧の身体を大きな岩の爪が貫通していた。

そのままネゾネを掴み、向かってくるミゲミに投げつける。

ミゲミはネゾネを掴むがそのまま闘技場の壁に叩きつけられた。


「ミゲミ!!ネゾネ!!」

ノヴァが叫ぶ。

ペパイドはその声に反応し、ノヴァの目の前に移動して闘技場の壁に向かって石の拳でノヴァを殴り飛ばす。


「がっ!」

ノヴァが壁に当たる瞬間、ガボガが間に入るが勢いを殺せずに2人共壁に吹き飛ばされた。

「「「ラアアアアイイイイイルオオオ!!!」」」

ペパイドは叫びながら気絶しているガボガに向かって歩き出す。


「勝手な事をするな!」

「止めるぞ!」

歩いているペパイドにエルデオとフゾートが突進して闘技場の壁に叩きつけた。

大量の砂埃が舞う。


「戦場の毒花!エルデオとフゾートに続け!!」

ヴァイオレットが声を荒げて指示を出す。


戦場の毒花は吹き飛ばされたペパイドに向かって行くが、何かが砂煙から飛んできたものにぶつかって吹き飛ばされた。

飛んできたのは血だらけのエルデオとフゾートだった。

ヴァイオレット以外の戦場の毒花は気絶をした。

「まじっすか」


無茶苦茶さに呆れていたヴァイオレットの目の前にペパイドが現れる。

ペパイドが拳を振り上げた瞬間、雷の剣が拳を弾く。

そしてアメリア・ゾーイ・ルーシー・チェスターが一斉にペパイドに攻撃を始める。


「ヴァイオレットさん!一旦引いてください!」

雷の剣を飛ばしたのはオリバーだった。

オリバーの周りには雷の剣が3本浮遊していた。

「ごめん。あざっす!」

ヴァイオレットはペパイドからすぐに離れる。


「「「ラアアアアイイイイイルオオオ!!!」」」

ペパイドが叫ぶと腕を振り回して剛角の5人に攻撃をする。


剛角は距離を取る。

「俊速な群衆!強固な群衆!反発する群衆!」

アメリアが叫ぶ。


ゾーイとルーシーとはペパイドに向かって攻撃を仕掛ける。

剣を振り、少しずつだが岩を削っていく。

「乱舞斬!」

「剣舞!」

ペパイドは岩の腕を振り回すがゾーイとルーシーは攻撃を華麗に避けながら岩を削っていく。

「ガアアアア!!」

ペパイドが叫ぶと2人の頭上に大きな岩の拳が現れる。


「獣化!!」

ドゴン!!

頭上に現れた岩の拳は獣化したチェスターが砕き割った。

チェスターはそのままゾーイとルーシーに加勢する。


「オリバー行けるか?」

「はい」

ガッツに問いかけられてオリバーは頷く。

『雷纏』をし『雷虎纏い』をしてるガッツに触れる。


ガッツの身体に纏っている雷が激しく輝きだす。

「よし。行くぞ」

ガッツがそう言うと2人はものすごい速さでペパイドに向かって行った。


▽ ▽ ▽


「ここはどこだ?」

俺は辺りを見回した。

「見覚えがある気がします」

「え?」

「危険地域に似ていませんか?」

「確かに。てかあいつはなんだ?」

俺達は謎の男に闘技場から訳の分からない場所に移動させられた。

あいつが黒幕?

なんなんだ。


「マスター。近くにモンスターがいます」

「とりあえずデスヘルに向かおう。みんながまずい」

「わかりました」

俺達はデスヘルに向かうために移動をしようとした。


ギャオオオオオオオ!

「なんだ?」

「モンスターです」

叫びながらこちらに向かっている物は見たことのある姿をしていた。


「モンスターじゃないよ」

「え?」

「恐竜だ!」

俺達に向かって来ているのは前世の本や映画で見たことのある恐竜の群れだった。


▽ ▽ ▽


私達はノヴァ様の指示で、王都のライル様の家に避難をしていた。


「セフィーナ様」

「どうしましたか?」

声をかけてきたのはヤルクの教会で働いているシスター5人だった。


「教会に行かせてください」

「え!なぜです」

「行かなきゃいけないんです。声が聞こえたんです」

「は?」

私はシスターユーア様の言っている事が理解できなかった。


「私も聞こえました」

「わ、私もです」

「祈りを捧げないと皆さんが危ないと」

「私も聞こえました」

私は戸惑ってしまった。


「神からのお言葉なんですか?」

「わかりません。ですが、すぐに教会で祈りを捧げなさいと」

私は悩んだ。


「わかりました。王都の教会まで行くのは危ないので、ヤルクの教会に行きましょう。私も付いて行きます」

「「「「「はい」」」」」


この判断が間違えだったら私が責任を取る。

だけどみんなが危ない、祈りを捧げれば助かるかもしれない。

それならそちらに賭けるしかないです。


私は5人を連れて、ヤルクへ向かった。


▽ ▽ ▽


剛角とヴァイオレットがペパイドに倒された。

残っているは俺・リリアン・クララ・ガッツ・ダモン・パリス・ジャボ・ロブ。


俺は『武器拾い』でペパイドの元へ近づき、島砕を振り降ろす。

ペパイドの身体を覆う岩にひびが入る。

「ギャアアガアグアア!!」

ペパイドは痛みで叫びだした。


「攻撃が効くようになってきたぞ!一気に攻めるぞ」

「「「「はい!!」」」」


ジャボはお酒を呑み、顔を赤くしながらフラフラと歩いてペパイドの懐に入りこんで掌底をぶつける。

「ガガアアア!」

ジャボはそのまま畳掛けるように掌底で何度も攻撃し、身体を覆う岩を破壊していく。


「ロブ!ダモン!パリス!ジャボに続け!」

ガッツの指示でロブと雷虎の拳の2人もペパイドを囲って何度も拳を撃ち続ける。

すると岩の中から獣の肌が見えてくる。


「ガッツ!リリアン!クララ!」

「おう」

「「うん」」


俺は『武器拾い』でペパイドの岩が剥がれた肌に島砕で斬りつける。

「ギャアアアアガガガ!!」


「行くわよ!」

「いっくよー」

リリアンの頭上には大量の火の矢がペパイドに向かって放たれる。

そして4台のバリスタから矢が放たれる。

俺は『武器拾い』で避難をする。


「ガアアアアガガア!!!」

ペパイドは叫び、肩で息をし始める。


「食らえ」

ガッツが拳を突き出すと、雷虎がペパイドに向かって飛んで行く。

雷虎はペパイドの首に噛みつき、爪は身体を突き刺していた。


ガッツはそのままペパイドに近づき、『雷爪』をペパイドに突き刺した。

「ガガガガガアア!!」

ペパイドは声をあげて、地面に倒れた。


ペパイドを倒すことができた。


「動けるやつはポーションを倒れている奴に使え!ポーションが無かったらリリアンにもらえ」

「ヒューズ!!!!」

俺が指示を出しているとリリアンが叫んだ。


倒れているペパイドの身体が波を打ち始めた。

グチャグチャと音を立てながら、肉と岩が混ざっていく。


「おい!ガッツ」

「わかってる。みんな行くぞ」

「「「「はい!」」」」


復活なんてされたら困る。

俺達は全員で総攻撃を仕掛ける。

すると地面から大量の岩の針が現れ、俺達の身体を突き刺した。


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