294.2年ぶりのヤルク村③
今日は朝からハーマンの元へ来ていた。
「やっぱり増えてるね」
「はい」
ハーマンの報告通り、上位種は変わりないがクリーミーカウとウォーターコッコの数が多い。
2年前はクリーミーカウが20頭程でウォーターコッコが30羽程だったはずが、今は1.5倍くらい増えていた。
「これじゃあちょっと狭いね。今日中にどうにかするから待っててよ」
「本当ですか?」
俺がハーマンと話していると、誰かがやってきた。
「ライル様!」
セフィーナさんだ。
「お父様との謁見日が決まりました」
「あーまじかー。それでいつ?」
「3日後です」
「まあなんとかなるか。色々早めに動くか」
俺はすぐに街の改造をすることを決めた。
▽ ▽ ▽
「秘密基地!」
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「え?まじ?相当広くなってる」
想像以上に秘密基地の範囲が広がっていて驚いた。
「はい。いっぱい買っておきました!」
セフィーナさんは自慢げに言った。
「いつかはライル様のスキルを使わないで開拓していきたいです。まあ当分先の話ですが」
「そうだね。この村が街になったりしたときに大きく改造しよう」
「はい。構想はありますので、その時はよろしくお願いします!!」
俺はセフィーナさんかその他の要望も聞き、作業に取り掛かる。
▽ ▽ ▽
もう夕方だ。
人が村にいっぱいいたため、事故が起きないように自分の脚で周りながら改造した。
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俺の家や疾風の斧の家や学び舎は一番角に移動。
厩舎の横には秘密の通路用の家を作った。
そして家の近くに各工場や牛舎と鶏舎を移動。
村の入り口から大きい広場に繋がる大通りをアーチタイルで作り、大通りの両サイドにはライル商会の店や施設。
店や施設も大きくし、今後増えてもいいように従業員のアパートや一軒家を作るスペースを確保。
広場に面した領主代行館と冒険者ギルド。
どちらもしっかり増築。
冒険者ギルドとヤルクダンジョンを挟むように商人ギルドを作る。
宿屋もだいぶ増築させておいた。
一番気合が入ったのはレストランとパン屋だ。
パン屋はカフェ風にテラスを作った。
レストランは建物の真ん中に厨房があるスタイル。
改造し終わったときには、疲れてヘロヘロになっていた。
▽ ▽ ▽
「マスターお疲れ様です」
「うん。ごめんね、支えてもらって」
家に向かっていると、ヒューズさん達と出会った。
ヒューズさんは自然に俺を支えた。
「なんかすごい変わったな」
「はい。疾風の斧の家は秘密の通路があった小屋から出て左です」
「まじかよ。前に家があった方を目指しちゃったわ」
「案内しますよ」
そう言って俺達は家へ向かった。
「どうでした?フィンとフォンは」
「ああ。無事に冒険者になったぞ。まあ相手が相手だったから余裕だった」
「相手は?」
「大鬼の牙。違うわ。あいつらパーティ名変えたんだ。大獅子の牙だ」
「誰?」
俺は首を傾げた。
「あれだよ。光剣の輝きに憧れてた冒険者だよ。お前らがボコボコにした」
「あー光剣の輝きが預かることになった人達」
「そうそう。今は真面目にやってるみたいだぞ。模擬戦での態度はしっかりとした先輩冒険者だった。まあ戦闘では1対2だったからボロボロにやられてたけどな」
ヒューズさんは思い出したのか少しにやけていた。
「さあ付きましたよ」
「まじか。また家がデカくなってる!!」
「お世話になってますし、これからもお願いしますね」
「めんどくさいものだけ投げてくるなよ」
俺はヒューズさんを無視して家へ向かった。
「おい!」




