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261.ご無沙汰ガチャ

マヌセラの歓迎会の翌日。


俺はカイリ達のためにガチャをすることにした。


「うわー久々だなー」

「そうですね。集めた魔石はどうしますか?」


俺が手に入れた魔石はダンジョンに使っているので、ゴーレに頼んで鬼将軍の弟子からいらない魔石を回収してもらっていた。

「あっ!貰うよ」


俺は魔石をすべて突っ込んだ。


所持ポイント14,821


「おっ?これは!10,000ポイントの前世ガチャができるじゃん!」

俺はガチャのラインナップを確認した。



☆通常ガチャ

一般的なガチャだよ!

アイテム・スキルなど様々なものからガチャができるよ!

1連 50P 10連+1 500P


☆前世ガチャ

あなたのためになるガチャだよ!

10連1回限りの限定ガチャ!

10連 10,000P


☆飲食店ガチャ

飲食店経営に必要なアイテムが入っているガチャ!

ほとんどがマジックアイテムだよ。

1連 100P 10連 1,000P


☆鍛治ガチャ

鍛冶屋に必要な道具が入っているガチャ!

1連 100P 10連 1,000P


☆武器・防具ガチャ

低級から神級の様々な武器からガチャができるよ!

5連 500P


☆拠点ガチャ

拠点を快適にするアイテムができるよ!

5連 500P


☆娯楽ガチャ

大人な君に向いてるガチャだよ!

5連 500P


☆漁業ガチャ※1回限り

漁業関係のアイテムが出てくるガチャだよ!

1連 5000P


☆魔楽器ガチャ※期間限定残り3日

特殊な効果が付いてる楽器がいっぱい!

4連 4000P


☆工業ガチャ※1回限り

何かを作りたい、でも作れない貴方のためのガチャ!

1連 5000P


☆シークレットガチャ

SR以上確定だよ!何が出るかはお楽しみ!

1連 500P



「うわーダメだ!優先順位的に前世ガチャは回せない」

俺は前世ガチャを諦めて、回すガチャを選んだ。


「うーん。まずは魔楽器ガチャ。あとは漁業と工業?余った分を武器・防具ガチャにするかー」


俺は【魔楽器ガチャ】をタップした。

ディスプレイが光り、4枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


R トランペットガン(中級)

N チャクラムシンバル(低級)

SR エレキショックギター(高級)

UR ミラーゴーストの首飾り(最高級)


「おー。なんか凄そうだな。まあ後で確認するとして」



俺は【漁業ガチャ】をタップした。

ディスプレイが光り、1枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


SR マジック節製造機(高級)


「これは当たりなのか?当たりのような外れのような」



俺は次に【工業ガチャ】をタップした。

ディスプレイが光り、1枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


UR マジック製造機カタログ(最高級)


「カタログだ!これはたぶん大当たりだ!」



俺は【武器・防具ガチャ】をタップした。

ディスプレイが光り、5枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


N スライムキラー棍(低級)

R 偽魔王の変化ベルト(中級)

N 女性用下着カタログ(低級)

R ステルスモスキートの革外套(中級・サイズ自動調整)

R エンジェルラビットの羽根鎧(中級・サイズ自動調整)


「は?えっ!」

俺は下着カタログに動揺した。


「いいや。これは後回しにして、武器はスライムキラー棍ってやつだけか」

俺は『鑑定』でアイテムの確認を始めた



○トランペットガン(中級)

武器としても使用できる楽器。

エアショットを放つことができる。使用者の演奏力によって威力やサイズが変わる。


○チャクラムシンバル(低級)

武器としても使用できる楽器。

縁が刃になっていて、投げると必ず手元に戻ってくる。


○エレキショックギター(高級)

武器としても使用できる楽器。

奏者が指定した味方にエレキシールドを付与。

指定した敵にエレキショックを放ち、一定時間麻痺させる。

威力は奏者の演奏力で変化する。


○ミラーゴーストの首飾り(最高級)

使用者のステータスと全く同じステータスを持つゴーストを召喚する。

ステータスを分ければ、複数召喚することができる。


○マジック節製造機(高級)

素材を入れると自動で節を作る。

魔力で作動する。


○スライムキラー棍(低級)

スライムを一撃で倒せる棍棒。

スライムにしかダメージを与えられない。


○偽魔王の変化ベルト(中級)

偽魔王が使っていたベルト。

魔石を嵌めると魔石のモンスターに変身できる。

一定時間が過ぎると、魔石が割れて元の姿に戻る。


○ステルスモスキートの革外套(中級・サイズ自動調整)

ステルスモスキートの皮で作った外套。

装備すると認識されずらくなり、足音など身体から発せられる音が無くなる。


○エンジェルラビットの羽根鎧(中級・サイズ自動調整)

エンジェルラビットの羽根で作った鎧。

装備すると微量だが常に自動回復される。



「おー!そこそこ良さそうだな!あとはカタログ2つか…」


○マジック製造機カタログ

マジック製造機をカード化した状態で召喚できる。

カタログにつき1つまで。


○女性用下着カタログ

女性用下着のセットをカード化した状態で召喚できる。

カタログにつき3つまで。


「うーん。これはどうしたものか」

マジック製造機はだいぶお世話になっているから大当たりだ。

だが女性用下着はどうするか……。


「うん!裁縫部門に丸投げして、商品化だ!」


母さんにこのカタログを渡すのは億劫だが、勢いでどうにかすることにした。


▽ ▽ ▽


俺は裁縫部門の作業場に到着した。

「うーん。なんて言うかなー。いつも通り『秘密基地』がって言うしかないよな」


作業場に入るとアリソンが居た。


「おつかれ。母さんは居る?」

「あっ!ライル様。マイアさんは上に居ますよ」

「わかった。ありがとう」

俺は階段を上り、母さんの元へ行った。



母さんはシモン隊を愛でていた。

「母さん、渡したいものがあるんだけど」

「あーライル。渡したいものって?」

「これなんだけど……」

俺は女性用下着カタログを渡した。


「こ、これは……」

俺は母さんのリアクションに焦り、すぐに弁明をした。

「いや『秘密基地』の能力なんだよ!これを商品化できればいいかなーって」

「し、商品化!!」


カタログを見ているせいで、母さんの表情が見えない。


「か、母さん?」

「素晴らしいわライル!女性が喜ぶ商品だわ。こういうの作りたかったのよ!」

母さんは想定外の喜び方をしていた。


「あ、あの。一応資料として使うこともできるんだけど、欲しいものを想像しながら魔力を込めると3セットだけ召喚できるから」

「本当なの!?早速みんなで相談しないと」

「あー3つ出しちゃうとそれが消滅するから、資料として使うなら2つまでの方がいいよ」

「わかったわ!私はすぐにみんなを集めるからまたあとでね」


そういうと母さんはどこかに行ってしまった。


とりあえず気まずい感じにならなくてよかった。


▽ ▽ ▽


俺は家に戻り、今後のことを考えた。

やることが多すぎて混乱しそうだった。


第一優先しなくちゃいけないのはマヌセラの復旧。

基本は海獣の高波に任せてしまっていいだろう。

ノヴァの『テイム』取得と渡した卵の孵化も頑張ってほしい。

王女が何か動き出すまで、鬼将軍の弟子にマヌセラ復旧を手伝わせてもいいだろう。


次にマヌセラの従業員の教育。

これはもうすでに始めているから問題ないだろう。

教える側の人間はみんな優秀だ。


そして問題はカイリ達だ。

エクストラスキルを取得したが、戦闘スキルが全くないのは危険だ。

疾風の斧を学び舎メインにしてもらって、戦闘スキルを取得するまで頑張ってもらおう。


となるとササントのダンジョンは俺とガッツさん達で攻略するしかないな。

まだ攻略の許可もまだ出ていないし、頼んでいる装備もできてないから焦る必要もないだろう。


「あーやること多いー!」


俺はベッドに倒れこんだ。


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