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255.マヌセラ大改造①

マヌセラを改造するまでに、全然チェックしていなかった『秘密基地』を確認することにした。


「ステータス!」


【スキル】

○エクストラスキル

  ガチャ


○パッシブスキル

 スロット1: スキルホルダー

 スロット2: 隠蔽

 スロット3: 騎乗

 スロット4: 料理

 スロット5: 棒術


○通常スキル

 スロット1: 風魔法LV5

      →エアショットLV6

      →ウィンドアローLV5

      →エアアームLV4

      →癒しの風LV4

      →ウィンドカッターLV4


 スロット2: 秘密基地 LV8

      →畑作成LV3

      →柵作成LV5

      →小屋作成LV10

      →厩舎作成LV3

      →道作成LV4

      →秘密の通路作成LV2

      →芝生作成

      →魔力線作成

      →建築物移動

      →設置アイテム移動

      →植物成長促進

      →地面硬化

      →癒やしの空間

      

 スロット3: 鑑定

 スロット4: 掃除

 スロット5: クリーン

 スロット6: 暗視

 スロット7:


○スキルホルダー

 水泳



「『秘密基地』もレベルが8になってるし、全体的に少しずつレベルが上がってるな。まあ戦闘系のスキルはあんまだけど。『癒やしの空間』ってのも覚えてるな」



〇癒やしの空間

 秘密基地内で体力や魔力が少しずつ回復。怪我もものすごく時間はかかるが回復する。(登録者のみ)



「あー。なんか良いスキルだな。とりあえずライル商会のメンバーと世話になってる人達を登録しておこう」

俺はウィンドウを操作し、登録をした。

「あとは小屋作成か」



小さなウィンドウが表れた。

[小屋作成で作れるようになるものを選択してください。

城(小)・城(中)・物見櫓・牢屋・噴水・ワインの酒造所・花屋・宿屋・モンスター豚舎・モンスター羊舎・池(小・中)・船着き場・アパート・公園・駐在所・ケーキ屋・魚屋・カフェ・発酵所・サッカーコート・街灯

所持ポイント6]



「うーん。色々増えすぎてわかんないな。宿屋とかあったの忘れてたわ。自分でカスタマイズして作っちゃったよ」

俺は悩んだが、船着き場と魚屋とワインの酒造所とアパートを選んだ。

「アパートも自分でカスタマイズして作ったんだけどなー。風車の時みたいに上振れを期待してだな」


『秘密基地』のレベルアップのおかげで、『柵作成』では水門(小・大)が作れるようになり、『道作成』ではレンガ道とアーチタイルが追加されていた。


「よーし。アイザックさんを呼んで、マヌセラに行くか!」


俺は商人ギルドへ向かった。


▽ ▽ ▽


マヌセラに到着した。


俺はひとまず巨人族のカボガ達のもとへ向かった。

ガボガ達はマヌセラに来てから街の端で野宿をしているみたいだ。


「ガボガ!」

「あっ!ライル様」

いつの間にかガボガ達も様付けになっていた。


「ちょっとこれをつけてもらえる?マデリンが作ってくれたんだ」

「この前、サイズを測りに来てくれた方ですね」

「そうそう」

俺はマジックバックから巨人の輪を取り出した。


「これに指をつけて、魔力を注いで。そうしたら身体の大きさを変えられるはず」

「わかりました」

ガボガ達は巨人の輪を指につけて魔力を込めた。


するとガボガ達の身体がみるみる小さくなっていく。

「おー!すごい」


ガボガ達は2、3m程のサイズになった。

「「「すごいです!」」」


ガボガ達は自分の身体を見て驚いている。

「これで街を壊さないで過ごせるね」

「はい!ありがとうございます!ライル様」

「必要な時は大きくなって助けてくれよ」

「「「はい!」」」

「とりあえずこれを着て」


俺はシモンキリーの服を渡し、ガボガ達を連れて疾風の斧とアイザックさんのもとへ向かった。


▽ ▽ ▽


「えー!なんでなんで?」

クララさんは小さくなったガボガ達を見て驚いている。


「マデリンのマジックアイテムです。これならこの街で暮らせます」

「よかったじゃないか」

ヒューズさんは嬉しそうにガボガ達の肩を叩いた。


「それじゃ、マヌセラ大改造を始めますか」


俺達は海辺に移動した。


「じゃあこの位置から、城壁を作る予定のところまでの土地を買いたいです。海もそれに合わせて買えるだけ」

「え?そんなにですか?ちょっとお待ちください」

アイザックさんの想像以上だったようで驚いていた。


「ライルさん。すみません。地図で教えてもらえますか?」

アイザックさんが取り出した地図を見ながら購入する土地を決めていく。


「じゃあこれで。お金は足りますか?」

「ははは。ライル商会の繁盛ぶりは凄いんですから。私達が預かってていいのか心配になるレベルです」

「基本アイザックさんから物を購入するんでいいんですよ」


ギャムギャーム!


突然の背後からモンスターの声が聞こえ、俺はすぐさま距離を取って森帝のロッドを構えた。

海に大きな亀のモンスターがいた。


これはダンジョンでの訓練の成果を試すか。

「ヒューズさん達。こいつは俺にやらせてください!」


俺が亀のモンスターに向かおうとしたが、ヒューズさんに肩をつかまれた。

「なんですか?」


俺がそう聞くと、ヒューズさんは気まずそうに口を開く。

「報告し忘れてたわけじゃないんだ。報告が必要だと思わなかったことなんだが、このタックっていうモンスターはノヴァの友達なんだ」

「え?テイムしてるんですか?」

「いや、そういうわけじゃないらしい。幼いころに一緒に遊んでたらしい。スキルの反動で動けなくなったノヴァを俺達のもとへ運んでくれたりしてくれたんだ。意思疎通もとれる」

「そうなんですか、一応鑑定!」


〇スイートキャリータートル

 キャリータートルの最上位種。甲羅のある場所に触れると甲羅の中に入れる。

 甲羅の中はものすごく広く、スイートキャリータートルが動いても影響を受けない。

 甲羅は頑丈で、リヴァイアサンの牙でも壊れなかったと言われている。



「誰に言われてるんだよ」

「ん?どうした?」

「いや、なんでもないです。このモンスターはスイートキャリータートルという名前みたいです」

「あーなんかそんなことをノヴァも言ってたな」

「甲羅の中に入れるらしいですよ」

「出会ったときに入らせてもらったぞ」

「うーん」


俺は悩んだ。

友好的なモンスターだが、テイムしてないのが不安だ。


「うーん。ノヴァにテイムを取得させましょう」

「は?そんなことできないだろ」

「ヒューズさんもできたんです。やれるはずです!ノヴァが来たら、タックの甲羅で過ごしてもらいます」

「まあ俺も似たような状況で取得したからな。モンスターとの交流は必須だろう」

「じゃあタックの居場所を作らないとなー」


俺はタックに近づいた。


「タック!俺はノヴァの仲間のライルだ!お前が住みやすいようにいろいろ改造するから、少しの間沖にいてくれ」

ギャムギャーム!


本当に伝わったようだ。

タックは沖に向かって進んでいった。



「アイザックさん。始めましょう」

「はい!購入手続きは終わりました」

「よし!秘密基地!」



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