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166.温泉施設

翌日、アイザックさんの見送りをしに領主代行館まで来た。

「アイザックさん。数日後にはカラッカの街に行きますのでよろしくお願いしますね」

「はい、土地の確保はしておきますので」

そういうと馬車に乗り込んだ。


雷虎の拳が近づいてきた。

「改めて、パリスちゃんと住める家を作ってくれてありがとう」

「いえいえ、いつでも来てくださいね」

「あのお風呂とトイレを体験してしまうと、元の生活に戻るのが大変だわ」

「だよなー。ライル、嫁のこと頼んだぞ」

「わかりました。でもガッツさんが会いに来るのが1番ポーラさんのためになるので、できるだけ会いに来てあげてくださいね」

「わかったよ」

雷虎の拳は馬車に乗り込み、馬車は出発した。

セフィーナさんとポーラさんは少し寂しそうだった。


「セフィーナさん。土地を買いたいんですけど、村長から領主代行に販売の権利とか移ってます?」

「いえ、まだ村長さんの所で買えるわ」

「わかりました。ありがとうございます」


俺は急いで村長家に向かった。


▽ ▽ ▽


俺は今までパーティをしていた広場と、ブライズさん達が元々住んでいた場所など、かなりの土地を買った。


未未畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑 I

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未未畑畑畑畑畑庭庭庭庭庭畑畑畑畑 G

未未畑畑畑畑畑庭庭庭庭庭畑畑畑畑 F

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    ー +


石塀は-3A~10Iを囲い、4A・10A・-3Dに門扉(大)をつけた。


「じゃあ温泉施設を設置しますか。土地は広くあるし、なんかあったら移動させよう」

俺は1-Bに行って、カードに魔力を注いだ。


ポンッ


目の前に木と石でできた大きな施設が現れた。

「デカくね?」

俺はマップで見てみた。


未未畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑 I

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未未道未未未温温温未未未未未未未 D

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    ー +


小さなウィンドウが現れた。

『秘密基地』と同期しますか?

俺はYESをタップした。


「いや広いな。とりあえず中を見てみるか」

中に入ると下駄箱と受付があった。

受付には1体の人型のゴーレムがいた。

「ライル様、ゴーレ様、マネージャーゴーレムのバントーと申します。これからよろしくお願いします」


マジック温泉施設所持してるゴーレムだからか既に名前がついていた。

「よろしくバントー、施設を見せてくれるか?」

「ご案内します」


俺はバントーに案内されて施設を回った。

「施設は男性浴場・女性浴場・モンスター浴場・休憩室(座敷)がございます。男女の浴場には室内から入るのですが、モンスター浴場は外から入ることになります。後ほど料金設定などをお願いします」

「わかったよ、ちなみにうちの従業員は無料で村の人は安くしたいんだけどそういうことできる?」

「可能です。『秘密基地』とゴーレ様と同期をしましたので、ゴーレ様が把握していれば問題ありません」

「それはよかった。一度浴場を覗いてみようかな」

「ご案内します」


バントーは広い脱衣所に案内してくれた。

「こちらのロッカーは暗号式のマジックボックスになっています」

「これなら人がいっぱい来ても良さそうだね」

「ライル様はタオルや室内着はご利用しますか?」

「あるの?借りたいな」

「こちらは魔力でできています。使用後に消滅するので盗まれることはありません。施設の外に出ても消滅します」

「それはいいね。早速入るか、ゴーレも入る?」

「私には風呂に入る感覚がわからないので結構です」

「ゴーレ様、魔力温泉というものに入ると魔力が回復するので我々のようなゴーレムでも効果がありますよ」

「では入らせていただきます」

俺とゴーレは服を脱いで浴場に行った。


「浴場も広いな」

「温泉には名前に由来した効能があります。露天風呂と水風呂だけは特殊な効能はありません」

「なるほどね、まずは身体を洗わないとな」


俺は洗い場に行った。

そこは細かく区切られていて、シャワーと椅子と桶が置いてあった。

「あれ?これってシャンプーとリンスとボディソープと洗顔?」

「はい。施設内で魔力から作っています。脱衣所にある化粧水と乳液も作っています。これらも施設から出ると消滅するようになってます」


俺は髪を洗い始めた。

「これ凄い良いシャンプーだね。これが売れたら良いんだけど、施設の外を出ると消滅しちゃうのは残念だな」

「販売用ですか?作れますよ」

「まじ?」

「はい。可能です。ただ私達は外に出れないので、在庫を取りに来てもらう必要があります」

「そちらはこちらで手配致します」

「じゃあシャンプー・リンス・ボディソープ・洗顔・化粧水・乳液を作れるだけ作ってくれ」

「品質は施設にあるものと同じ最高級だけで良いですか?」

「え?選べるの?」

「はい。低級・中級・高級・最高級から選べます」

「なら高級と低級を作ってくれ」

「わかりました」


身体を洗い終わった俺とゴーレは魔力温泉に入った。

「はぁーーー。沁みるな」

「そうですね。私の身体にも沁み渡ります」

「露天風呂にはのぞき防止の魔法がついていますので、女性でも安心です」

「それは安心だな」

「あとこちらにはサウナがあります」

「いいね。後で行ってみよう」

俺とゴーレは温泉を堪能した。



俺達は風呂から上がり、休憩室で涼んでいた。

「気持ちよかったなゴーレ」

「はい。ヒューズ殿達が風呂が好きな理由が少しわかりました」

「バントー、ここの休憩室で飲み物とか販売したいんだけど可能かな?」

「可能です。スタッフゴーレムの方で販売を担当します」

「そちらの運搬の手配もやっておきます」

「じゃあよろしくね。今日の夜、村の人達にお披露目会をしよう。その時に使い方がわからない人がいると思うから対応頼むね」

「承知致しました」



俺は一度家に帰り、お披露目会の準備をした。




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