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165.娯楽ガチャ

朝、ヒューズさん達が秘密の通路を使って村に来た。

俺はその物音で目が覚めた。

「みんな早いですね」

「村の人にバレないようにするためには、この時間がいいと思ってな」

「そうですね。てか秘密の通路どっかに作り直さないとダメですね。俺の部屋に毎回来られるのはちょっと」

「学び舎の使ってない部屋がいいんじゃないか?」

「そうですね、カラッカの家の改造が終わったらそうしますね」


ヒューズさん達は部屋から出て、各々の家に帰っていった。



▽ ▽ ▽



今日も庭に中立モンスターが来ていた。

友好的なのと毎回森に帰っていたので、今までテイムはしなかった。

「このまま友好関係でいたほうがいいと思うんだけど、ゴーレはどう思う?」

「そうですね、テイムして欲しい時は自分達でアピールしてくると思うので、アピールしてきたらでいいと思います」

「だよねー。まあ今は普通に仲良くしとこう」


俺達は中立モンスター達と庭で遊んでいた。

中立モンスターはミッツと仲がいい。

一緒にオークと捕まっていたからだろう。

俺の周りにはベビーマッシュがうろちょろしている。めちゃくちゃ可愛い。


「マスター。アイザックさんがいらっしゃいました」

「わかった。リビングにお願い」

「承知しました」


俺は中立モンスター達とお別れをし、家に戻った。



▽ ▽ ▽



アイザックさんがゴーレに連れられてリビングにやってきた。

「おはようございます」

「おはようございます。明日帰ろうと思いまして、そのご報告に来ました」

「そうですか、次もよろしくお願いしますね」

「是非是非お願いします」

「そういえば、数日したら街に行こうと思っているんですが、まだ家の近くの土地って買えたりします?」

「買えますけど、どうしたんですか?」

「少しの間ですが、うちの村の子達と疾風の斧がカラッカで活動しようとしているので、人数も増えましたし少し快適にしようかと思いまして」

「なるほど、わかりました。準備しておきます」

「ありがとうございます」


アイザックさんは話が終わると、家に戻っていった。



▽ ▽ ▽



俺は部屋でニーナ達から貰った500個近い魔石をディスプレイに入れた。


所持ポイント4,491


「よし、娯楽ガチャの高価なやつを回すか。王女が気に入る娯楽来い!映画とかゲームとか入ってないかな?ガチャ業者さん!映画かゲーム期待してます。信じてます!」


俺は娯楽ガチャ(UR確定)をタップした。

ディスプレイが光り、5枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


R マジックコーヒーメーカー(中級)

N トランプ(低級)×2

N リバーシ(低級)

N リバーシ(低級)

UR マジック温泉施設(神級)


「え?温泉施設?どういうこと?リバーシは完全に忘れてたわ。異世界転生のあるあるだってことを」

俺は説明書を読んだ。


○マジックコーヒーメーカー(中級)

 コーヒー豆を入れると、自動で豆を挽いてコーヒーを入れてくれる。


○マジック温泉施設(神級)

巨大温泉施設。

温泉の種類は、体力温泉・スタミナ温泉・ストレス温泉・魔力温泉・美容温泉が男女分かれて1つずつある。

サウナ・水風呂・露天風呂・更衣室・休憩室(座敷)がある。

1日2回クリーンが自動でかけられる。

施設を管理をするマネージャーゴーレム1体とスタッフゴーレム10体がいる。(施設から出ることはできない)

料金設定をすることが出来る。

他のマジックアイテムやスキルと同期可能。



「これは、予想外にすごいものだな。王女が家から出ちゃうけど。ガチャ業者さん。ありがたいのですが、今はこれじゃない!!」


俺はアイテムとカードをバッグに入れた。




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