140.領主代行館と鍛冶屋
俺達は無事にヤルク村に帰ってきた。
帰路はモンスターに多少襲われたが、簡単に討伐することができた。
俺としては、謎のオークとワーウルフが出てこないか心配だったが無駄な心配だったようだ。
村に帰ってきてからの俺は大忙しだった。
セフィーナさんを村長に紹介すると、
領主に村が見捨てられていなかったと感じ泣き出すし、
うちの敷地周りを大量にセフィーナさんが購入し、
俺がそれを安く買い取った。
気づいたら、こんなことになってしまった。
畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑畑 H
畑畑畑畑庭庭庭庭庭畑畑畑畑 G
畑畑畑畑庭庭庭庭庭畑畑畑畑 F
畑畑畑畑庭厩家倉庭畑畑牛鶏 E
道道道道道道道道道道道道道 D
道畑畑畑畑畑道畑畑畑畑畑道 C
道畑畑畑畑畑道畑畑畑畑畑道 B
道宿宿宿食鍛道学学疾疾従道 A+
道道道道道道道道道道道道道 Aー
領領住未未未未未未未未未未 B
21012345678910
ー +
4E 家
5E 大倉庫・農業倉庫・無限井戸
3E 厩舎(6頭用)
2・6E 2~6FG 庭
クヌギ・花畑・モンスター用遊具・スライム池
9・10E 牛舎・鶏舎
-2・4・10A 門扉(大)
5・6A 学び舎・庭
8A 疾風の斧拠点・倉庫
7A 馬車置き場・厩舎・庭(疾風の斧用)
9A 従業員用アパート
空室(1LDK5部屋・2LDK2部屋)
3A 鍛冶屋・店舗・住居
2A 大型レストラン・住居
-1~1A 宿泊用ログハウス
10棟・馬車置き場×2・厩舎(6頭用)
10-A 村の出入り口(東)
-1-B 領主代行館(執務・住居)
-2-B 門・庭・厩舎・馬車置き場×2(領主代行用)
0・1-B 住宅
アイザック邸・ガッツ夫妻邸・ダモンパリス邸・空き家2つ
2~10-B 未開発
道には等間隔で、光樹を置いた。
「うわーすげぇ大変だった。小屋作成で鍛冶屋使ってよかったわ!」
俺は小屋作成のポイントを使い、鍛冶屋と商店とレストランを作っていた。
「相当広くなったな。うちの敷地の隣がもうニーナの家じゃん。もう西側には広げられないな。てか『秘密基地』が色々レベルアップしてる!」
○秘密基地LV6
任意の場所にあなただけの秘密基地を作る。
→畑作成LV3
任意の場所に植物がなかなか良い状態で成長でき、成長速度が早い畑を作成。
→柵作成LV4
任意の場所に頑丈な柵・門扉・門扉(大)を作成する。(木の柵・石塀)
→小屋作成LV8
任意の場所に小屋を建てることができる。
カスタマイズすることができる。
(作れる建物:物置・小さな家・中型の家・馬車置き場(2台用・4台用)・牛舎・鶏舎・鍛冶屋・商店・レストラン)2P
→厩舎作成LV3
任意の場所に厩舎を建てることができる。
(4頭用・6頭用・8頭用)
→道作成LV2
任意の場所に道を作成する。
(砂利道・石畳)
→魔力線作成
魔力が流せる線と、魔力を流すスイッチを作成できる。
俺は道作成を使い、道を全て石畳にし、
-2A~10Hと-1・-2Bを石塀で囲った。
そして魔力線作成を使ってみた。
「ん?壁の中に作れるのか?どういうことだ?」
色々ステータスを見ていると、カスタマイズの家具の中に魔力ライトが増えていた。
魔力ライトを設置し、魔力線を壁と床に這わせて、スイッチを設置してみた。
「こういうこと?」
スイッチに触れながら、魔力を注ぐとライトがついた。
「これは建物全部に設置しないと」
俺はMAPを使おうと思ったが、流石に細かすぎて無理だった。
俺は全ての建物を回り、ライトと魔力線を設置した。
「はぁ、はぁ、こんな感じでいいか。小屋作成のポイントもあと2P、何か作りたいよなー。でもまずは、セフィーナさんに説明しないと」
俺は領主代行館へ向かった。
「ライル様!なんですかこれは!カラッカ領主館より立派じゃないですか!」
「そうなの?見たことなくてごめん」
「石やレンガを使ってないにせよ、こんな立派なお家はそうそうないですよ!」
「まあ、この村をよろしくってことで。家の中身紹介していい?」
おれは話を変え、領主代行館の紹介を始めた。
「まずは大きな庭!
表の門から馬車で入れて石畳を通っていくと、
領主代行館・厩舎・馬車置き場に行けるようになってる。お花とかは後々植えるね。
厩舎と馬車置き場は来客があった時用に大きめに作ってるから!
領主館の間取りは、
おおきな玄関とロビー、ロビーの大階段から2階に上がれるよ。
1階には大広間・キッチン・執務室・応接室・休憩室・トイレ・倉庫。
2階は私生活用をイメージしてて、セフィーナさんの寝室・カレンさんの寝室・ダイニング・リビング・大浴場・トイレが2つ・客間が2つ。
家具はちょっと豪華そうなものを適当に置いておいたから。
2人の寝室と倉庫には小さいマジックボックス設置しておいたから。
休憩室の扉はポーラさんの家の裏庭に繋がってるから」
セフィーナさんとメイド2人は唖然としている。
「は、はあ」
「どう?満足してくれた?」
「凄すぎて言葉が出ません」
まあ村で一番偉いんだから、これくらいの家に住んでもらわないとね。
「一応カレンさんの住んでるエリアには、アイザックさんの家と雷虎の拳の2人の家があるから」
「わかりました、ライル様。このような素晴らしい職場と家を用意していただきありがとうございます」
カレンさんが頭を下げた。
「これから同じ村で住む、家族みたいなもんなんですから。何かあったら言ってくださいね」
「「「ありがとうございます!」」」
3人は俺にお礼を言った。
「学び舎は明後日開始だから、動きやすい服で来てね!」
「「はい」」
俺は領主代行館を後にし、鍛冶屋に向かった。
▽ ▽ ▽
鍛冶屋があるエリアについた。
このエリアには、
炉や金床がある作業用の建物、
商店をカスタマイズして武器屋に、
そしてガルスタンとマデリンが住む家と庭を用意した。
ガルスタンとマデリンがすごい顔して俺に近づいてきた。
「ライル様!これは一体なんなんですか?」
「あれ?鍛冶屋作ったことなかったんだけど、間違ってる?」
「いや、そうじゃなく!なんでこんなすごい鍛冶屋があるんですか?」
「あーそっちね!さっき作ったよ。
まだこの村にお客が来ることはないけど、将来的にお店で売りたいから武器屋も作っておいたよ。
あと後ろにある家は2人の家ね!」
2人は唖然としている。
「マデリン、魔道具を作る時ってどんな部屋必要?」
「ふ、普通の部屋があれば問題ないです」
「じゃあ鍛冶屋の中に1つ部屋作っておくね」
「あ、ありがとうございます」
まだ2人は意識がどこか行っている。
「2人の部屋と武器屋の倉庫にマジックボックス何個か置いておいたから!あと、これ渡しとくね」
俺はバッグから上位種の魔石を出して渡した。
「あとでモンスターの素材も持って来させるから!今日はとりあえず休んでおいて!」
「「は、はい」」
ガルスタンとマデリンは大量の魔石を持ったまま動かなくなった。




