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133.壁突破

俺は家に帰るとアイザックさんとセフィーナさんが来ていた。

「ライルさん、心配しましたよ。お体は大丈夫ですか?」

「問題ありませんよ」

「それならよかったです。今回はカラッカの街を守っていただき、ありがとうございました。領主の息子としてライルさんには感謝しても仕切れないです」

「ありがとうございます」

2人は俺に向かって頭を下げた。


「いやいや、冒険者の依頼として受けたんですから。頭を上げてください」

「マリーナから聞きました。ライルさん達がいなかったらこの街が終わっていたことを」

「マリーナ?」

「お兄様はマリーナさんと2人でお食事に行ったみたいですよ」

「まじ?」

「は、はい。お疲れのようだったので少しの時間でしたが」

「頑張ってくださいよ。アイザックさん」

「はい、、」


なぜか領主の息子からの感謝と惚気を聞かされてよく分からない空気になった。

アイザックさんに『秘密の通路』の話をしようと思ったがやめた。まだ早い。


アイザックさんとセフィーナさんが泊まっていくというので、飯を作りにキッチンへ向かった。

キッチンにはすでにチャールズ兄がいた。

「ライル師匠は休んでて。今日は僕が作るから」

「チャールズ兄、ありがとう」



俺はやることがなくなり、自分の部屋に行った。俺はステータスを見た。



【名前】 ライル

【年齢】 5

【職業】 農家・冒険者・ライル商会商会長

【レベル】 36

【生命力】 1468

【魔力】1863

【筋力】 237

【防御力】 131

【俊敏力】 30


【魔法】

無魔法LV1

→ワープ


【スキル】

○エクストラスキル

  ガチャ


○パッシブスキル

 スロット1: スキルホルダー

 スロット2: 隠蔽

 スロット3: 騎乗

 スロット4: 料理

 スロット5:


○通常スキル

 スロット1: 風魔法LV5

      →エアショットLV5

      →ウィンドアローLV4

      →エアアームLV3

      →癒しの風LV3

      →ウィンドカッターLV3


 スロット2: 秘密基地 LV7

      →畑作成LV2

      →柵作成LV4

      →小屋作成LV7

      →厩舎作成LV2

      →道作成LV1

      →秘密の通路作成LV1

      →芝生作成

      →建築物移動

      →設置アイテム移動

      →植物成長促進

      →地面硬化


 スロット3: 鑑定

 スロット4: 掃除

 スロット5: クリーン

 スロット6: 暗視

 スロット7:


○スキルホルダー



【テイムモンスター】

フリード LV43 (ブラックスターホース)

ノコ LV36 (アイアンスタッグビートル)

ライム LV41 (エンペラースライム)


【所持ゴーレム】

ゴーレ LV32 (ファーマーゴーレムエリート)

アカ LV7 (ファーマーゴーレム)

アオ LV7 (ファーマーゴーレム)

キー LV7 (ファーマーゴーレム)

ドリー LV7 (ファーマーゴーレム)

ギュー LV2 (デアリーゴーレム)

ケー LV2 (デアリーゴーレム)



「壁突破してる。ステータスの上がり方えげつないな。ウィンドアローもレベル上がってしまってる。また使いにくくなるな。フリード達もレベル上がってるし。明日はみんなのステータスも確認しよ」


俺は今後の予定を考えた。

とりあえず街は明々後日に出発。

秘密の通路については、疾風の斧と鬼将軍の剱にのみ伝える。

座学のテストをして合格者のみ、秘密の通路を使ってカラッカの街で冒険者活動をしていい。

ライトニングドラゴンは貴族に狙われるとか異世界あるあるすぎるから、村で暮らしてもらう。

ゴーレの腕を治すためにガチャをやりまくる。

魔石集めは鬼将軍の剱にも手伝ってもらう。


「当面の目標はこんなもんかな?従業員とアメリアはどれくらい成長したかな?」



俺がリビングに戻るとマリーナさんが来ていた。

「お邪魔してますー」

「いらっしゃい」

「ライルくんごめんね、何日も夕飯をご馳走になりに来て」

「構いませんよ。そういえばマリーナさんに相談したいことがありました」

「どうしたの?」

「鬼将軍の剱をこの街に少し残そうと思ってるんですが、みんなに適した依頼とかを教えてあげてもらえます?」

「問題ないわ。私正式にライルくんと鬼将軍の剱の担当になったから」

「本当ですか?」

「普通担当とかってないんだけど、私が疾風の斧の担当みたいになってたからついでにあなた達も担当ってことで話をつけてきたの」

「おお、ありがとうございます。助かります」

「ライルくんに渡す魔石と鬼将軍の剱に渡す報酬は明後日渡せるからギルドに顔出してね」

「はい」

「ちなみにライトニングドラゴンはどうするの?従魔登録はライルくんが倒れてる間に済ませたけど」

「村に連れて帰ろうと思います」

「それがいいわ。変な貴族に目をつけられると面倒よ」

「やっぱりそういう貴族もいるんですか?」

「いるわ。特に誰がとかはないけど居るには居るわ。今回の魔物の卵を置かせて居るのも隣領の領主とか貴族じゃないかってギルドマスターも領主様も睨んでるみたいだから、貴族って言ってもピンキリよ」

「なるほど」

「まあ、鬼将軍の剱のみんなは私ができるだけ守るから」

「ありがとうございます」



マリーナさんと話し終わると、セフィーナさんが話しかけてきた。

「ライル様、村に行く件ですが」

「どうしたの?」

「メイドを連れていく話は以前させていただいたのですが、メイド長とメイドの2名を連れていきたいのですが」

「全然構わないよ」

「それでですね、お家を建てていただく件なんですが、私とメイドのお家とメイド長のお家の2軒作っていただけないでしょうか?」

「構わないけど、なんかこだわりとかある?平民と同じエリアは嫌だとか」

「私は問題ないのですが、一応領主代行なので、もし貴族の客人などがきた時に対応できるような家にしていただきたいです」

「わかった。なんかそれっぽくするね。帰ったら土地を買わないとな」

「それについてですが、私も土地を買うお金を預かってきました。それを安くライル様にお売り致します」

「ほんと?助かるよ。そしたらちょっとは領主館ぽくできるかも」

「お手数おかけしますが、よろしくお願い致します」

「よろしくね」

「明後日にでもメイドを紹介するために連れてきますね」

セフィーナさんと約束を取り付け、話が終わった。


「ご飯できたよー!」

チャールズ兄がみんなを呼んだ。


「チャールズ兄、ほんとに料理上手くなったね」

「パパもびっくりすると思う」

「ブライズさんには細かい作業とか料理の基本はまだまだ全然勝てないよ」

「チャールズ兄が極めたいのはパンだもんね」

「いつかゆっくりパンを極めたいな」

「あ!なんか美味しいパンが作れる方法思いついたかも」

「ほんと?」

「村に帰ったらやってみよ」

「うん」


俺らはチャールズ兄の作った夕飯を仲良く食べた。




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