表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
128/389

127.ガッツと稽古

今日は教会に来ている。

ルークとシャルの魔力適性検査だ。


俺らが待っていると、神父とシスターがやってきた。

「お待たせいたしました。魔力適性検査ですね、私についてきてください」

ルークとシャルは神父についていった。

たぶんあの大きな水晶がある部屋に行ったのだろう。


数分待つと、ルークとシャルが戻ってきた。

「ライル師匠、僕、火属性でした」

「私は雷」

「2人ともよかったね。ステータスプレート無くさないようにね」


俺は神父の元へ行き、

「神父様、こちらお布施でございます」

大金貨を3枚渡した。

「ありがとうございます。あなたに神のご加護があらんことを」


俺は教会を出た。



▽ ▽ ▽



俺たちは冒険者ギルドに来ていた。

みんなが何か依頼を受けたいと言い始めたので、クララさんに引率を頼んだ。


俺は色々情報を得ようとギルド内を見て回っていた。

冒険者から色々話を聞こうと思ったが、

「おい鬼将軍じゃね?」

「本当だ。態度悪い冒険者はボコボコにされるぞ」

「だけどGランクのガキにボコボコにされるのか?」

「あいつが今までボコしたのは光剣の輝きと大鬼の牙だぞ?」

「まじかよ!」


冒険者達は俺に近づかず、噂話ばかりしている。

「おーライル!会えたな」

話しかけられたと思ったら、ガッツさんだった。

「ガッツさん、お久しぶりです」

「街に来るとは聞いていたが、こんなとこで会うとはな!何してたんだ?」

「みんなが依頼を受けるっていうんで、僕はブラブラしながら情報収集をしようと思ってたんですけどね、なんか怖がられてるみたいで」

「なるほどな。じゃあ俺と訓練でもするか?」

「します!」


俺はガッツさんと訓練することになった。



▽ ▽ ▽



訓練は地獄だった。

俺・ガッツさん・ダモンさん・パリスさん

それとCランク冒険者2人とDランク冒険者が3人で

素手での1対1の模擬戦を総当たりでやり続けることになった。

もうすでに3周はしている。

ガッツさんとCランク2人には全く勝てず、他の人にはギリギリ勝てた。

魔装を若干だができるようになっててよかった。

Cランクの2人も魔装が使えて、練度でだいぶ負けていたと感じた。

ガッツさんには魔装を使わせることができなかった。生身で魔装とやり合うなんていかれてる。


「ライル、魔装を覚えたみたいだがまだまだだな!」

「まだ練習中です」

「筋はいいから使い続けろよ」

「はい!」


そのあと5周してやっと解放された。

「癒しの風!」

自分に回復をかけていると、ガッツさんが話しかけてきた。

「今日はありがとな」

「こちらこそありがとうございます。今日うちで飯食います?」

「うちってなんだ?」

「土地を買いまして、スキルで建てちゃいました」

「すげぇなお前。でも今日はやめておくわ。嫁さんが引っ越すから出来るだけ一緒に居たくてな」

「え?奥さんいるの?奥さんが引っ越すって?」

「いるわ!もう長いぞ。奥さんが仕事で離れたところに住むことになっただけだ」

「うわーそれは寂しいですね」

「まあ会えないわけじゃないからな。よろしく頼むぞ」

「よろしく頼む?」

「そのうちわかるよ!」

ガッツさんの言ってることがよくわからないまま、俺は家に帰った。



▽ ▽ ▽



家に帰る途中、依頼を終えたみんながいた。

「「「師匠!」」」

「どんな依頼をしてきたの?」

「薬草採取!」

「授業で教わってたから簡単だった」

「マリーナさんに褒められた」

「ゴブリンも2体倒したよー!」

「それはよかったね」

「「「うん!」」」


みんなで家に帰った。



夕飯の準備をしていると、

アイザックさんとセフィーナさんとマリーナさんがきた。

「みなさん?何で今日もいるんですか?セフィーナさんはいいとして、アイザックさんとマリーナさんは忙しいですよね?」

「いや、その」

「家で1人でご飯食べるのが寂しくて」

「私も」

「はぁー。まあいいですけど。飲み過ぎ注意ですからね!」

俺はキッチンに戻り、調理に戻った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ