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転生したから、ガチャスキルでやれなかったことを全部やる!  作者: 甘海老男
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11.ニーナとルーク

「今日は何しようかなー、『ガチャ』のためにフリードと魔石集めもしたいけど、隠蔽スキルも手に入れたし、そろそろお父さんとお母さんにエクストラスキルのこと話しても良さそうだよな」


厩舎でフリードを撫でながら、今後の予定を考える。

やりたいことが多すぎて混乱する。

チートのおかげで実践はギリギリだがそれなりにやれているはず。

足りないのは圧倒的な知識だった。


「よし!今日は村でもぶらついてみるか」



▽ ▽ ▽



「ほんとに何にもない村なんだな」


前世の記憶を手に入れてから、秘密基地と森にしか行ってなかったから村の現状が想像以上に悪いことに驚いた。


「ほんとに廃村と間違えられてもおかしくないぞ」

食事の時の両親の話を盗み聞きをして、手に入れた情報は、

村の名前はヤルクの村といい。

人口が5世帯17人で、

村長家を含めた4世帯が農家、1世帯が猟師。

女性のほとんどは農家の手伝いか針子をしている。

自給自足や、物々交換で最低限の生活することができるが、

行商人が訪れる頻度が減っているため、日用品などは節約する生活になっている。


十数年前までは20世帯ほどいる村だったそうだが、

高齢化や村民の引っ越しなどで人口が減り、

解体されていない家もちらほらある。


「お父さんとお母さんを楽にさせるためには、村ごと盛り上げないとな」


村を探索していると、


「ライルくん……」

幼馴染のニーナちゃんがギリギリ聞こえるくらいの声で話しかけてきた。

隣にはもう1人の幼馴染のルークくんの姿が、


「ニーナちゃん、ルークくんこんにちは」

「こ、こんにちは。ライルくん何してるの?」

「村を散歩してたんだよ」

「俺、昨日もその前もライルと遊んでないよ」

「ごめんね、家のお手伝いしてたんだよ」


前世の記憶を思い出す前までは、この二人とほとんど毎日遊んでいた。

僕も含めた3人は村でも最年少ということもあり、一緒にいることが多かった。


村の子供は7人もいて

村長の娘(9)

猟師の息子(9)

猟師の娘(7)

農家の息子(12)

そして俺とニーナちゃんとルークくんだ。


村長の娘アメリアちゃんはルークくんの姉でこの村の子供達のリーダー的存在だ。活発な性格をしているため、村長に怒られてる姿をよくみた。8歳の時にエクストラスキルを取得。


猟師の息子カシムくんは妹思いの兄だ。

エクストラスキルはまだ取得していないが、父の仕事を手伝っているため、子供レベルではあるが弓が扱える。

妹のシャルちゃんは大人しい性格で、性格が似ているニーナちゃんと仲が良い。父の仕事を手伝っているため、カシムくんには劣るが弓の扱える。


農家の息子チャールズ兄は最年長でのんびり穏やかな性格だ。

年下の面倒見がよく、子供達に好かれている。

10歳のときにエクストラスキルを取得し、家業の手伝いをしている。



「そしたら、3人でどっか遊びに行くかい?」

「「いくーー!!」」

数日ぶりに俺と遊べるのが嬉しいのか、声を揃えて返事をした。



▽ ▽ ▽



昼過ぎまでニーナちゃんとルークくんと遊んでいた。

昼食を食べ、厩舎に向かった。


広く増築した厩舎の庭で走り回っているフリード。

俺の姿を見つけると『加速』を使って近づいてくる。

フリードの背中を撫でながら、朝の野菜を追加してあげる。


「そろそろ、この種芋と種を植えないとな。フリードにも俺が作ったニンジンを食べさせてやりたいからな」


フリードの素晴らしい毛並みの感触を楽しみながら、エクストラスキル習得の報告をどうするのか考えていた。


「よし!きめた!」


決意した俺はフリードと別れ、家へ向かった。


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