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116.ライルの修行②

修行を始めて4日が経った。


午前中はグーちゃんとラーちゃんと模擬戦。

ニーナが心配するので、ライムに防御を頼んだ。

そのおかげで少しは長く戦えるようになったが、無属性魔法は全然できない。


夜はヒューズさんとクララさんに短剣の扱い方と暗殺術を学んでいる。

暗殺術は身体能力がものをいうことを知って絶望した。

とりあえず、人間のどこをどのように攻撃をするのかを教わることから始めた。

短剣に関しても、思うように身体が動かないことが多くて自分のステータスを恨んだ。


「ガチャでスキル出したら楽なんだけど、そうそう出ないよな」

俺は『ガチャ』を開き、コボルトナイトの魔石以外を突っ込んだ。

所持ポイントは2,442になっていた。



☆通常ガチャ

一般的なガチャだよ!

アイテム・スキルなど様々なものからガチャができるよ!

1連 50P 10連+1 500P


☆前世ガチャ

あなたのためになるガチャだよ!

10連1回限りの限定ガチャ!

10連 10,000P


☆テイマーガチャ(上位種スライム) ※1回限り

あなたのテイムしたモンスターに関係するアイテムが

とても出やすくなっているガチャだよ。

1連 100P 5連 500P


☆武器・防具ガチャ

低級から神級の様々な武器からガチャができるよ!

5連 500P


☆拠点ガチャ

拠点を快適にするアイテムができるよ!

5連 500P


☆娯楽ガチャ

大人な君に向いてるガチャだよ!

5連 500P


☆シークレットガチャ

SR以上確定だよ!何が出るかはお楽しみ!

1連 500P



「スキルガチャないのかー。賭けで通常ガチャ2回とテイマーガチャ回すかー」


俺はディスプレイをタップした。

ディスプレイが光り、11枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


R マジックバッグ(低級)

N 唐辛子の種

N ポーション(低級)

R パッシブスキルスロット+1

SSR 通常スキルスロット+3

N 木の細剣(低級)

N ポーション(低級)

N 水 10L

R 筋力アップ(中)

N 解毒ポーション(低級)

UR ポーション(神級)


続けてタップした。

ディスプレイが光り、11枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


N 桃の苗木×5

N 木の大剣(低級)

R 筋力アップ(中)

R 防御力アップ(中)

R マジックサンドバッグ×2

N イチゴの苗×5

R スキル:棒術

N 木の大槌(低級)

SR マジックバッグ(中級)

N ポーション(低級)

SR モンスタースナック



「棒術か。ないよりかはマシか。マジックバッグも2つも出た。今回手に入れた低級はニーナにあげるか。

モンスタースナックは今回も3つ入ってる。説明書ついてるやつを確認するか」



○マジックバッグ(中級)

容量50㎥もあるマジックバッグ。


○マジックサンドバッグ(中級)

動く人型サンドバッグ。

レベルを選択して強さを変えられる。

破損しても自動修繕される。

模擬戦用。


欲しかった剣術と暗殺術が手に入らなかったが、そこそこ当たりだった。

「マジックサンドバッグはいいね。ステータスも少し上がったし。棒術も少し鍛えるか」


俺は出てきたアイテムを新しいバッグに入れ、【テイマーガチャ】をタップした。

ディスプレイが光り、5枚のカードが映し出された。

ディスプレイに触れるとカードが捲れた。


R スキル:ポーション生成(モンスター専用)

N モンスターフード(低級)

SSR スキル:スライムの帝王(モンスター専用)

SR スライムの池(高級)

N モンスターフード(低級)


「ポーション生成はだいぶ使える」


○スライムの池

スライムが好む池を設置できます。


「庭の花畑の近くにでも今度設置するか」


小さいウィンドウが出てきた。

[スキルを使用するモンスターを選択してください]

俺は【ライム】をタップした。


「スキルの詳細も見ないと」


○ポーション生成

身体に入れた材料をポーションにする。


○スライムの帝王

スライムを従えることができる。


「ライムがどんどん強くなるな」


俺はアイテムをしまい、訓練に向かった。



▽ ▽ ▽



俺は倉庫からだいぶ前にガチャで手に入れた木の棒と、こないだの武器・防具ガチャで手に入れた森帝のロッドをとってきた。


「まさか異世界あるあるの木の棒を本当に使うことになるとは思わなかったな。森帝のロッドを練習で使って壊れちゃうと困るから、当分はこの木の棒だな。とりあえず鑑定はしておこう」


○森帝のロッド

魔の森の帝王が作らさせたと言われているロッド。

魔力の浸透率が高いと言われている幻の木で作られている。

使用者の魔力操作の能力をものすごく上げる。


「つよ!!木の棒の出番なくね?」

俺は木の棒をしまった。


「グーちゃんとラーちゃん、今日もよろしく」

グォー!

キュー!!

「ライムも頼んだよ」

ポニョ!

ライムは高く飛び跳ねた。


「今日はこの武器使うね。じゃあ始めようか」

俺はグーちゃんに向かいって走り出した。


「くらえ!」

ロッドを横振りし、グーちゃんの脛に当たるが全く効いてない。

「くそ!魔力をもっと武器に注がないとダメなのか?」


グーちゃんの反撃をギリギリで避ける。

俺は魔力を森帝のロッドに注ぐ。

「え?まだ吸うの?え?」

ロッドには魔力が思った以上に吸われる。


ラーちゃんが空から突進をしようと向かってきた。

「その攻撃は当たるとだいぶ痛いのは知ってるんだよ」

ロッドを振り、ラーちゃんに当たるが俺の身体が吹き飛ばされた。

「いってぇ!魔力注いだけど全然使い物にならないぞ。何が悪いんだ?」


グーちゃんが走って向かってきた。

「まずは魔力で森帝のロッドを覆うイメージで。魔力を注ぎながら、防ぐ!!」

グーちゃんの頭とロッドがぶつかる。

「弾かれない。こういう事か!これはどうだ?」

ロッドを魔力で覆い、ロッドの中にも魔力を注いでいく。

魔力を注ぎながら、ロッドをグーちゃんに向かって振る。

グォオオオオ!!

ロッドはグーちゃんの身体に当たり、グーちゃんは少し吹っ飛んだ。

「よし!効いてるみたいだ。グーちゃん、大丈夫?」

グォー!!!


俺達はそのあとも模擬戦を続けた。

「魔力を注ぐのを維持するのが大変だ。ずっと注がなくても、必要な瞬間に魔力を注げてればいいはずなんだけどな」


飛んでくるラーちゃん。ロッドを当てるが弾かれる。

「くそ!魔力を注ぐのが遅すぎた」


グーちゃんにロッドを当てる。

弾かれはしないが、ダメージが入らない。

「早くしすぎて、魔力が漏れ出た!くそ!」



俺は何回も挑戦し続けた。

3回に1回はうまく行くようになっていた。

「うわーもう夕方近くになってる。グーちゃんとラーちゃん、長い時間ありがとうね」

そう言って2人にモンスターフードを渡した。

グォーー!!!

キューキュー!!


「じゃあまた明日お願いね」


俺は夕飯を食べに家に戻った。



▽ ▽ ▽



夕飯を食べ、学び舎へ向かった。


「ヒューズさん、クララさん!今日もお願いします」

「おう。じゃあいつも通り軽く模擬戦するか」

「はい!」

ヒューズさんと短剣を使った模擬戦を始めた。


「身体の動かし方がなってないぞ!」

「はい!」

「もっとちゃんと握らないと弾かれるぞ!」

「はい!」

俺はヒューズさんに吹き飛ばされてしまう。


身体能力が足りてないのをものすごく感じてしまう。

「くそ、棒術使ってた時みたいには動けないか」

ロッドを使っていた時のように、短剣に魔力を注ごうとしてもなかなかできない。

浸透率が高い武器じゃないとできないようだ。


「動きが甘いぞ!」

俺は足を払われ、倒れてしまう。

「くっそ、身体もロッドみたいに瞬間的に強くなればいいのに」

ん?武器を魔力で覆ったみたいに、身体を魔力で覆えば少しは強くなるんじゃないか?



俺は魔力で身体を覆ってみた。

「ぼーっとするな!」

ヒューズさんに足を払われそうになったが、

俺の足がヒューズさんの足を弾いた。


「あっ、うまくいった!」

「おい、ライル!」

「はい?」

「お前いつから魔装を使えるようになった?」

「魔装?」



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