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105.販売とエクストラスキル

朝飯を食べ終わると、アイザックさんがうちに来た。

「おはようございます。ライルさん」

「おはようございます。どうぞ上がってください」

俺はアイザックさんを部屋にあげた。


「じゃあ販売の話をしましょう。ちなみにアイテムバッグやボックスは持ってきてます?」

「商人ギルドの内容量がだいぶ大きめのバッグを借りてきてます」

「なら安心ですね。今回お売り出来るものががこちらです」

昨日ゴーレから預かっていた紙で作ったリストを渡した。


○販売可能リスト

野菜・果物 計50箱

ヒール草 2箱

芝生(25cm×25cm) 6,400枚

シモン布白(2m×10m) ×10ロール

シモン布黒(2m×10m) ×80ロール

シモン布赤(2m×10m) ×2ロール

シモン布青(2m×10m) ×2ロール

シモン布桃(2m×10m) ×2ロール

シモン布黄(2m×10m) ×2ロール

シモン糸白(30m) ×50個

シモン糸黒(30m) ×150個

シモン糸赤(30m) ×5個

シモン糸青(30m) ×5個

シモン糸桃(30m) ×5個

シモン糸黄(30m) ×5個

シモンキリーの服 上100着 下100着

牛乳瓶(200ml) ×200個

牛乳タンク(10L) ×100個

卵(8個入り) ×40個

ゴブリンナイトの大剣 1本

エリートゴブリンの斧 5本

ゴブリンメイジの杖 10本


「こんな感じなんですけど、どうしますか?」

アイザックさんはだいぶ悩んでいた。

「うーん。全部購入させてください」

「ありがとうございます。ほんとにいいんですか?」

「素晴らしい商品ですので、買い取らせていただきたいです」


アイザックさんがリストを見て計算を始めた。

「総額、大金貨32枚・金貨9枚・大銀貨8枚でどうでしょう」

「え!そんなにですか?」

「これでも紙の代金を差し引いた金額です。今回視察に来たのは大正解でした。王都にも売りに出せる商品だらけです」

「そう言ってもらえると嬉しいです」

「今後ともよろしくお願いしますね」

「こちらこそよろしくお願いします」


アイザックさんから大金を受取り、大倉庫に行って納品を済ませた。



「アイザックさん。大金貨を10枚預けるので、カラッカの街で違法で奴隷になってる獣人がいたら買い取って奴隷解放してもらえませんか?」

「わかりました。その使命引き受けましょう」

アイザックさんは少し疑問そうな顔をしたが、俺がどういう考えか理解してくれたようだ。

俺はアイザックさんに大金貨10枚を渡した。


「あと相談なんですが、この村に人を増やすためにはどうすればいいと思いますか?」

「うーん。難しいですね。美味しい料理と自然が豊かなんで、保養地としてはとてもいいんですけどね。なにか引きがあればいいんですけどね。私の方でもなんか考えておきます」

「ありがとうございます。お客が来るなら、ビールとかコーラとか料理を提供したり、宿を提供したりしたいなと思ってるんですけどねー」


そんな話をしていると、

「ライル師匠!!!!」

「ライルくん!!!!」

ニーナとカシムが叫びながら走ってきた。


「どうしたの?」

「「ルークとシャルがエクストラスキルを取得した!」」

「え!!!」



▽ ▽ ▽



俺はアイザックさんと別れ、ニーナとカシムに引っ張られながら学び舎へ来た。


「ヒューズさん!」

「ライルきたか。じゃあシャルとルークはライルと相談しなさい」

「「はい!」」


俺とルークとシャルはダイニングに残った。

他のみんなは授業に向かった。


「じゃあ2人とも、ステータス見せてくれる?」

「「はい!」」


【名前】 ルーク

【年齢】 5

【職業】 農家

【レベル】 1

【生命力】 45

【魔力】 53

【筋力】 46

【防御力】 10

【俊敏力】 14

【スキル】

○エクストラスキル

化剣の剣豪LV1

 →伸剣LV1


○通常スキル

剣術

跳躍

テイム



【名前】 シャル

【年齢】 7

【職業】 猟師見習い

【レベル】 1

【生命力】 43

【魔力】 80

【筋力】 45

【防御力】 10

【俊敏力】 15

【スキル】

○エクストラスキル

魔槍の魔女LV1

 →ドレインランスLV1


○通常スキル

槍術

投槍術

闇魔法 LV1

→ダークネスLV1



「2人ともすごいよ。ルークはテイムがあるし、シャルは闇魔法だよ」

「うれしい。やっとわたしも役に立てる!」

「ライルとまた一緒にいられる」

ルークの言葉に俺は泣きそうになってしまった。


「2人とも、魔法適性検査に行く前にレベル上げをしたいと思うんだけど、ニーナとカシムを見ててわかると思うが俺は厳しくするし、怪我もする可能性もある。それでもレベル上げするかい?」

「「絶対する!」」

「わかった。そしたら数日以内に森にいこう。武器とかは俺が集めておくから。ちゃんと親御さんに言っておくんだよ?」

「「はい!」」

「じゃあ授業に戻って。今日の午後スキルを試すから、それまでは使っちゃダメだからね」

「「はい!」」



学び舎の効果がこんなにも出るなんて、やってみるもんだな。


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