表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原初の星  作者: 煌煌
第十六話 成長
76/180

三人目の師

 一夜明けて。パールと共にリビングに降りる。すると父さんはまだ朝ごはんを食べているが、母さんがいない。もう仕事に向かったのだろうか。


「シノならもう出掛けたよ。オートウォークが今日の午後から再開するから。最終点検をするんだって言ってたよ」


 まだ何も聞いていないというのに父さんが答えた。パールといい父さんといい、よほど僕の表情は読みやすいんだろう。

 オートウォークもすぐに再開するって言われていたけれど、案外時間が掛かった。エアカーの利用率が上がるのかと思っていたが、テレビで健康のためにも歩きましょうとアナウンスされた効果か、徒歩で移動する人が増えたように思う。




 三人で話しながらの朝ごはん。何気ない話をしながら食べ終えると、パールと二人で登校の用意。もうすぐキハたちが来る時間だ。

 八時ちょうど。二人の到着を告げるチャイム。手を振る父さんに見送られ、僕たち四人は学校へと向かう。


「今日からオートウォークが使えるらしいけど、俺たちにはテレフープがあるし、あんま関係ないよな」


 キハもセイラちゃんも復旧のことを知っている様子。今朝からニュースで国中に報せているのだから当然か。せっかく直ったのならパールとのデートにも使いたいけれど、敵襲のことを考えるとキハの言葉通りに瞬間移動を使うしかないだろう。


「そうだね。安全だし早いし」


 僕が話し終えるよりも早く出口に着いた。外の明かりに包まれると同時にパールにできる人だかり。休み明けは特にファンの数が多い。助けに来るアグルさんも大変そう。




「明日からは屋上に出よう」


 僕の提案に全員が頷く。何もわざわざ校門から入る必要はない。お祭り騒ぎが見られなくなるのは少し寂しい気もするけれど。




 平日の僕の楽しみ。彼女と友達との昼食。話題は放課後の特訓のことばかり。みんな僕と同じように胸を踊らせているのだろう。


「私たちもレンさんくらい戦えるようになれば、お姉様が敵の手に落ちることなんてあり得ないですよね」


 アグルさんの最終目標は現時点の僕。なんだか照れ臭いような。


「ならどちらが先にレンさんに追い付くか、競争致しましょう」


 イオンさんも僕が目標か。だけど今の僕ではなく、追い付こうと言うのだから気は抜けない。全員で今よりも強くなって、エレバーの攻撃から生き残るんだ。




 午後の授業が終わり、放課後。僕たち六人は訓練場へ。テレフープを抜けて目にしたのは、フレアさんとゴランさん。

 今から特訓してくれるのだと思うと、最初に会った時よりもなんだか大きく見える。


「レンくん以外の五人にも修行を付ける。そうだったな? ワシの訓練はフレアくんの物よりも厳しくなる。怪我をするかもしれん。しかし実戦で生き残るためには必要なこと。皆で強くなろう」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ