『ゴボウからなる、身体の新体制』・・・『詩の群れ』から
『ゴボウからなる、身体の新体制』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は、ゴボウの入っている、食べ物が好きでね、前は里芋派だったんだが。
そうか、そのせいで、身体がゴボウみたいになったんだな。
そうなんだ、ゴボウは食感も良いし、それこそ、身体を表しているよ。
精神のかいわれすら、もうゴボウの域だからね。
㈡
え?
つまりさ、ゴボウからなる、身体の新体制なんだよ。
何だか戦いの始まりみたいだな、だろうだ。
そして、いつでも、ゴボウを求めているんだ。
㈢
美味しいのも良いが、ほどほどにしろよ、だろうだ。
俺もお前も、ゴボウ様の前には、大変無力だよ、だろうだ。