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駄目人間ではない

作者: 行世長旅

こんな話に心当たりはないだろうか。


駄目人間が駄目なりに本を書いた。

すると、多くの人が共感して話題になった。

しだいにメディアで取り上げられ、著者は一躍有名人になった……と。


この人は、有名になる直前までが駄目だっただけです。

その本を書く力、その本を世に伝えられる幸運、その本に共感してくれる人に読んでもらえた偶然、それらの「恵まれた運命」があったからこそ、有名になれたのです。


苦しさを本にして世に送り込むだけで有名になれるのであれば、私が有名になっていないことの説明がつきません。


結局その人は、恵まれた運命の持ち主だったというだけの話です。

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