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そして僕は

作者: くろさん

いつもと何も変わらない風景

いつもと違うのは隣に居るはずの人がいないことだけ

何がいけなかったのか分かっている

でもその何かを隠して過ちを繰り返している…

僕の心は死んでいる

それでも僕は生きている


いつもと何も変わらない朝

いつもと違うのは心が晴れ晴れとしていることだけ

何が起ころうとしているか分からない

でもその何かに期待して街を探索している…

僕は彼女に会いました

それから僕は恋をした


いつもと何も変わらない昼休み

いつもと違うのは隣で笑っている人がいることだけ

何が楽しいくて笑っているのか分からない

でも何かに笑っている彼女を見つめている…

僕の彼女は笑っている

それでも僕は笑えない


いつもと何も変わらない夕暮れ

いつもと違うのは笑っている彼女がいないことだけ

何が辛くて泣いているのか分かっている

でも何が嫌なのか言おうとしなくて…

僕が彼女を泣かせました

それでも僕は泣けませんでした


いつもと何も変わらない月明かり

いつもと違うのは鳴るはずのない電話が鳴ってることだけ

何かが頭を横切ったのは分かっている

でもその何かを認めたくなくて…

僕の彼女が死にました

その人は僕が追い詰めました


いつもと何も変わらない日常

いつもと違うのは心に穴が空いていることだけ

何かが足りないことは分かっている

でもその何かを認めたら僕ではなくなりそうで…

僕は彼女を愛している

あの時も…

今も…

これからも…

それでも僕の犯した過ちは消えることはない

それでも彼女が帰ってくることはない


そして僕は…

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