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銃を撃ちながら人狼ゲームしてみた  作者: 大虎
始まり
4/46

初陣 (役職確認)

眩しかった光が収まり、視界が回復する。

そこは白い部屋だった。広さは学校の教室より少し広め。そこには数人のプレイヤーがいた。1人で座っていたり、複数で喋っていたりと色々だ。

僕と勇輝はこちらに手を振っている成哉の元に集まる。するとどこからともなく女性の声が聞こえた。

「人数が揃いました。ゲーム開始まであと1分です」

どうやら僕達でちょうどだったようだ。

「お、カウントダウンが始まった」

成哉が部屋の真ん中に現れた数字を指さす。

数字は58.57.56とどんどん減っていく。

「いよいよ始まるってことか!」

「無事に家に帰れるといいんだがな」

「もー、勇輝はまだそんなこと言ってるのかよ~せっかくのゲームなんだし楽しもうぜ」

「お前はもう少し警戒心を持ってくれ」

数字が0になるとプレイヤー達が次々と消えていく。恐らくフィールドに飛ばされたんだろう。

最初に成哉が消えて、次に勇輝、そして最後に僕が部屋から消えた。部屋は空っぽ。何も残っていない。


転送され、最初に視界に飛び込んで来たのは大きな木だった。辺りを見渡す。どうやら森のようだ。目の前に文字が出現する。

今から1分間は役職確認時間です。この時間はプレイヤーを攻撃することが出来ません。自分の役職を確認して下さい。

右下に表示されているあなたの役職というコマンドを押す。自分の役職が表示された。

「なるほど・・・」

自分の役職を確認した僕はゲームのルールというコマンドを押す。まだこのゲームには慣れていないのでルールの確認は重要だ。

今回のプレイヤーの数は12人。

役職は人狼3人、予言者1人、霊媒師1人、村人7人

「よし、、出来るところまで頑張って見ようかな」

ルール説明を軽く見終えると1分たった。

制限時間は1時間。人狼は時間内に村人側を全滅させたら勝ち。村人は人狼を全滅させるかゲーム終了まで生き延びていたら勝ち。

僕は自分の銃を使用モードにして、両手で持つ。

RED-34 、この銃と共に僕は駆け出した。


「さーてと、俺の役職は〜・・・と♪」

「お!人狼じゃん!ラッキー」

自分の役職と共に味方2人の名前が地図と共に現れる。このフィールドは北と南に街が、西と東に森とそこそこ広いマップだった。

「ふむふむ、結構広いな~」

色々とコマンドを押していると特殊能力というコマンドが出てきた。どうやら人狼にしか使えない能力のようだ。

「なるほど、これを駆使して村人共を駆逐しろと・・・そういうことか~♪」

するとピコンッと何かが送られてきた。

味方の人狼からのメールだった。人狼は互いに連絡を取り合える。そこにはある作戦が書かれていた。それを全て読み終えると

「ふむふむ、それは面白そうだ!よし、乗った!」

作戦賛成のメールを送るとNaru(ナル)

武器を使用モードにして

サブマシンガンSABRE-52を持って北の街を目指して走る。

「いやー、楽しみだな~♪」


南の街の広場に転送されたユーキは自分の役職を確認。

「はぁ・・・」

深くため息をつく。まだピエロの男の話を信用していない故に3人無事に帰れるか、それだけが心配だった。呑気にゲームなんかしてもいいのだろうか。だが、今はゲームをするしか選択肢はない。

武器を使用モードにしてスナイパーライフル

ASIX-338を持つ。リアルと遜色ない重さ。

心配だと思いつつもどこかワクワクしている自分がいた。

「ゲームをする以上勝ちに行く・・・か」

まずは場所の移動、スナイパーは周りを見渡せる高い場所に隠れるのが定石。

ここじゃ目立ちすぎる。ユーキはどこか高い場所がないかと走り出した。





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