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~絆~大切なモノ  作者: 裕加
第2章 親友との出会い
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《中学1年生編》

丁寧な挨拶だ。

緊張するなぁ…

「き…桐生(きりゅう) 雅人(まさと)です。美空君とは、クラスメイトで…」

クリアさんの顔は、口元は笑ってるけど…目が、笑ってないように見えた。

「話は、聞いてるよ。君に、会いたかった。ちょっと、ここから出ようか。こういう場所、息が詰まるでしょ?」

自己紹介の途中で言葉が途切れた理由に気付かれて、別の場所で怒られるのかな…?

「……どこへ、連れて行くつもりだ?」


聞かれたクリアさんは、人指し指を自分の唇の近くに立てた。

「内緒です。屋敷からは出ませんから、ご安心を…それに…僕達が来る前に、大和のおもてなしは終わったみたいだから問題はないでしょ?30分程で、戻りますよ」

「……桐生、何かあったら大声を出せ」

何、その忠告…

俺、これからどうなんの?

「わ、分かった」

「何もしませんよ!?信用して下さいよ!」

格好いい風貌なのに、どこか残念な人だな…


ーーーーーーー………


ーー16時半・離れ廊下…


付いてきたはいいけど、初対面の人と話す事がないんだよね…

「あ、あの!どこに、行くんですか?」

あんまり歩くと、迷ってしまいそうで…

「ん?えっとねぇ、君って将棋出来る?」

……………俺、どこに行くのか聞いたはず…

「少しなら…」

弱いけど、駒の動かし方くらいなら分かる。

もしかして、今から将棋やるの?

「おや…見慣れぬ客人じゃな。朔也の友達か?」


え…誰!?

突然かけられた声に周りを見渡したら、中庭に着物を着て下駄を履いた老人がいた。

「そちらに、おられましたか…この方は、朔也様のクラスメイトでございます」

廊下に正座したクリアさんに手で促されて、老人に自己紹介をする。

「は、初めまして…桐生 雅人です。今日は、美空君に招待してもらって…あっ!ご招待して頂いて…えっと…」

敬語って、難しくて上手く話せない。

…って言うより、このお爺さん誰!?


「はっはっはっ!普通に話して構わんぞ、お若いの。私は、朔也の祖父だ。これからも、孫と仲良くしてやっておくれ」

美空君の…お爺さん!?

「ごめん…僕が勿体振ったせいで、説明する前にご本人登場しちゃって…」

段取り悪ッ…!

さっきの将棋の話は、このお爺さんの趣味って事かな…?

「ありがとうございます。あの…将棋が、お好きなんですか?」

「ほう…クリアから、聞いたのか。少々、手詰まりでな…」

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