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~絆~大切なモノ  作者: 裕加
第1章 はじまりの子
21/143

《幼少編》

【大和side】


ーーーーーー…………………


ここは、母屋の一室…

洋室になっている部屋の中心には、大きなベッドがおいてある。

「おきゃくさまのおへやって、なんにもないんだね…」

そう言いながら、朔也様は部屋の中を物めずらしそうに見て回っている。

「ちょっと、大和!入口につっ立ってたら、私が入れないじゃないの!」

楓が私をおしのけて、部屋の中に入って行く。


「……………う~ん…どっから見ても、男なんだけどなぁ…」

いつの間にか、すがた見にかかっていた布をとっていた。

《女みたいな男の子》と言われた事を、まさか気になさっていたとは…

「ねぇ…朔也様は、何をなさってるの?大和、知ってる?」

「それが…………………………」

朔也様に聞こえては、お気をわるくされてしまう。

楓に、耳うちで教える。


「なに、はなしてるの?」

「あ…その…何でもないですのよ?本当に…!」

あせって、言葉がおかしくなってる…

ボロが出ないうちに、話をおわらせよう。

「朔也様、もう2時を回っております。ベッドへお入りになり、お休み下さいませ」

「……イヤだ。ボクがねたら、2人とも…どっか行っちゃうでしょ?いっしょにねてくれなきゃ、ねないもん」


何とも、かわいらしいのだが…

事件がおこる前からパジャマすがたの朔也様はともかく、私達2人はあせをかいたまま…着がえてもいない。

こんなすがたで、同じフトンに入る事など…

「じゃあ、いっしょにねちゃいましょうか♪」

「な…ッ!?楓!お前は、自分の今のすがたが分からないのか!こんなにも、よごれてい………」

楓をおこっている間に、いつの間にか朔也様にだきつかれていた。


「えへへ。さっきたすかった時も、ぎゅ~ってしたから…よごれてるのは、いっしょだよね?………《高木》《水無月》、ボクからのさいしょのメイレイだよ。ボクと、ずっといっしょにいて」

朔也様からの命令にこたえようとしたら、楓がないているのが見えた。

ソデでふこうとするから、ハンカチをわたす。

「………ッ…グスッ……ありがと…」

「どうしたの?ボク…なんか、ダメなこと言っちゃった?」

朔也様をだきしめてから、その場にヒザをついた。

「いっしょにおります。ずっと、あなた様のおそばに…」


ーーーーーーー…………………


ーー7年半後…


時は、1983年4月…


物語は《中学1年生編》へと移行する。

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