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先生とは最高のベリアル推し活仲間になれそうだよ

 というわけで……

 ピーちゃんと遊んでいるベリアルの代わりにおばあちゃんがヒヨコちゃんの姿になってアカデミーに付いてくる事になったんだけど。

 ……吉田のおじいちゃんまでヒヨコちゃんの姿になって付いてきたんだよね。

 うーん。

『淡いピンクのヒヨコちゃん』がおばあちゃんで、『グレーのヒヨコちゃん』がおじいちゃんか……

 ずっと仲良くしているね。

 知らない人から見ればかわいいヒヨコちゃんが楽しそうにキャッキャしているように見えるんだろうけど……

 本当は月海るみのおばあちゃんと、ペルセポネのおじいちゃんだからね。

 まぁ、群馬にいた頃からお互いに好きだったみたいだから今が幸せって事かな? 

 群馬では結ばれなかったからね。


「ぐふふ……黄色いヒヨコ様もかわいいですが、仲睦まじいヒヨコ様達も素晴らしいですね。あぁ……黄金の国ニホンは国中ヒヨコ様で溢れているのかしら。想像しただけで堪らないわ」


 先生……

 顔がにやけきっているよ。


「くぅぅ! 見て? あの楽しそうに仲良くする姿……堪らないわね。ぐふふ……ぐふふふ」

「待て、こっちからの角度はもっとすごいぞ! 後頭部に……後頭部につむじがあるんだぁぁぁ!」

「つむじ!? ぐっふぅ! 今日は人生最高の日だわ!」


 ……!?

 なんか……昨日の講義の後から皆の変態度が上がった気がするんだよね。

 やっぱり、ポエマーベリアルに心を奪われてヒヨコちゃんに対する愛情に歯止めが効かなくなったんだろうね。

 ……わたしも周りからあんな風に見えているんだね。

 

 同志……

 ここにいるのはヒヨコちゃんを(変態的に)愛する同志だよ!


「あのね? 昨日話した『全種族ヒヨコちゃんアイドル化計画』なんだけど」


「全種族ヒヨコちゃんアイドル化計画……あの素晴らしい計画ですね?」


 先生がヒヨコちゃん達に鼻の下を伸ばしながら話しているね。


「うん! 黄色いヒヨコちゃんがステージでかわいい服を着て歌ったり踊ったりするの。ぐふふ。わたし達はそれを応援するんだよ!」


「なんと素晴らしい! 何度聞いてもワクワクしますね! ヒヨコ様がステージで歌ったり踊ったり……興奮しすぎて知恵熱を出してしまいそうですっ! ぐふふ」


「そうなんだよ! それから、ポエムも読んでもらおうよ! ぐふふ。昨日は見られなかったから今度こそ……堪らないね、こりゃ」


「ペリドット様……ではでは、衣装を提案したいのですがっ!」


「うん、うん! どんなの?」


「真っ白いドレスなんていかがでしょう? あ、いや、真っ赤な踊り子風のドレスもいいわね……あぁぁぁ! ひとつに決められないわ!」


「ふふふ。先生……実は曲によって着替えたりもするんだよ!」


「んまあぁぁぁあ! なんて事!? ではでは、騎士の勇ましい姿にも!? ぐふふ。ぐふふふ」


「そうなんだよ……もう堪らないよね」


「「ぐふふ」」


 やっぱり先生は最高だよ。

 最高の変態仲間だよ!

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