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うさちゃんが聖獣王? (4)

「聖獣王?」


 今言える事はそれだけって……?


「マチガエタ、ミチニ、ススムナヨ。エイエンニ、コウカイ、スルコトニ、ナル」


「……? 間違えた道?」


「セイジュウハ、ミミガ、イイ。イロイロト、キコエテ、クル」


「それって……」


 心が聞こえてくるっていう事かな?


「……ソレモ、アルガ……ソレダケデハ、ナイ……ココロノ、オト……」


 やっぱり、聖獣王はわたしの心の声を聞いているんだね。

 それに……


「心の音? 確か、アマリリスも同じ様な事を言っていたような……」


 魚族長から音が聞こえてくる……みたいな事だったよね?


「アマリリス? タシカ、タルタロスデ、ヒドイメニ、アッテイタ、リョウシン、カラ、ウマレタ、ムスメ、ダッタカ?」


「うん。これって、どういう……?」


「ナゼ、ウツクシイ、テンゾク、カラ、マゾクノ、ヨウナ、ヨウシノ、コガ、ウマレルカ……カ?」


「聖獣王は何か知っているの?」


「タマシイノ、ヒミツ」


「魂の秘密……?」


 吉田のおじいちゃんやおばあちゃんでさえ辿り着けなかった答えを知っているの?


「アル、ダレカガ、シラナクテモ、チガウ、ダレカガ、シッテイル、コトモ、アル」


「……それは……そうだけど……聖獣王はそれを……」


 知っているみたいだけど……

 口に出して話しても平気なのかな?


「モンダイナイ。テンカイ、ニハ、テンゾク、ダケデ、ナク、セイジュウモ、イル」


「うん。確かに天族と聖獣がいるよね……」


「タマシイハ、メグル。ソノトキ、テンゾクノ、カラダニ、セイジュウノ、タマシイガ、ハイルト、マゾクノ、ヨウナ、ヨウシニ、ナル」


「……え? 天族の身体に聖獣の魂が入ると……?」


「ソウダ」


「じゃあ『魔族みたいな容姿の天族』から産まれた赤ちゃんが、天族の姿なのはどうしてなの? オケアノスの子孫と魔族との間に産まれた赤ちゃんも人間に近い容姿だよね?」


「クワシイ、コトハ、ワカラナイ。ダガ、カラダニ、ハイル、タマシイト、カンケイ、シテイル、ヨウダ」


「天族の胎児に聖獣の魂が入ると魔族みたいな容姿の赤ちゃんが産まれてくる? 確か、天族は産まれる直前に卵に入るんだよね? さすがに卵に入ってから身体を変える事はできないはず。じゃあ胎児のうちに魔族みたいな容姿になっているのかな?」


「ソレモ、ワカラナイ」


「……そうだよね」


 母親のお腹の中は見えないから……

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