表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1444/1484

うさちゃんが聖獣王? (3)

「そんな簡単に聖獣王の地位を譲ってもいいの?」


 聖獣王は、王位に執着していないみたいだね。


「イチダイ、マエノ、オウハ、ヒドイヤツ、ダッタ。ソイツガ、アノオカタヲ、ケシタノカト、オモッテイタ。セイジュウノ、オダヤカナ、クラシヲ、マモル、タメニ、ソイツト、タタカッタ。ソシテ、オウニ、ナッタ」


「じゃあ、今天界で聖獣達が幸せに暮らせているのは聖獣王が頑張ったからなんだね」


「マァ、ソウダナ。ソレニ、イマノ、テンカイハ、イクサモ、ナク、オチツイテ、イル。ハルカ、ムカシハ、チナマグサク、ヒドイバショ、ダッタ」


「大きな戦が何度もあったらしいね……」


「ゼウスノ、ダイニ、ナッテ、カラハ、オダヤカニ、ナッタ」


「……そう」


「セイジュウオウ、ト、イッテモ、トクニ、ヤルコトハ、ナイ。マイニチ、ダイサンチクニ、イッテ、アソンデ、イテモ、ナンノ、モンダイモ、ナイカラナ」


「そうなんだね……」


「アノオカタノ、キオクハ、モドリソウニ、ナイ」


「そうなの?」


「アノオカタガ、ホンキヲ、ダセバ、コノ『ニンゲントマゾクノセカイ』ナド、イッシュンデ、ケシサル、コトガ、デキル、ダロウ」


「一瞬で消し去る!? そんなに強いの!? いつもソファーでウトウトしているから想像もできないよ」


「アノオカタハ、ハルカ、ムカシ、ペルセポネノ、キキヲ、スクエナ、カッタ。アノオカタノ、チカラガ、アレバ、カンタンニ、スクエタ、ハズダ。ダガ、アノトキ、チカラヲ、ツカワナ、カッタ。ソレハ、キオクガ、モドラナカッタ、カラダ。カンゼンニ、スベテヲ、ワスレタニ、チガイ、ナイ」


「……そう……なんだね」


「アンシン、シタカ? ペルセポネハ、アノオカタニ、オダヤカニ、スゴシテ、ホシイン、ダロウ?」


「……うん」


「ダガ……アノオカタノ、ヒタイノ、マホウセキハ、モウ、ゲンカイノ、ヨウダ」


「魔法石が砕けたら、うさちゃんはどうなるの?」


「ソレハ、ワカラナイ。ダガ、カラダ、ジタイハ、アノオカタノ、モノ、ダカラナ。マホウセキガ、クダケテモ、アノオカタノ、カラダガ、クダケル、コトハ、ナイ、ハズダ」


「今まで、うさちゃんの身体はオケアノスの力を入れた魔法石からできていると思っていたの。でもあの身体が元々うさちゃんのものなら……このまま生きていられるのかな?」


「ソレモ、ワカラナイ。ゼンレイガ、ナイ、カラナ。……ダガ」


「だが?」


「アノオカタヲ……ペルセポネノ、ヤヤコニ……」


「……? ヤヤコ……?」


 ヤヤコって何?


「アア……イヤ……コレダケハ、ハナシテ、オコウ」


「……? うん?」


「バニラ……ト、イッタカ?」


「バニラちゃんがどうかしたの?」


「ズット、ペルセポネノ、カラダノ、ナカニ、イル、オケアノス、トハ、チガイ、バニラハ、ベツモノニ、ナッタ」


「え? 別物って?」


「イマ、イエル、コトハ、ソレダケダ」


 今言える事はそれだけ……?

 後になれば話せるっていう意味かな?

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ