表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1229/1484

ベリアル吸いは最高なんだよ

「あらあら。ふふ。ペルセポネはベリアルの事が大好きなのね」


 ヘスティアが優しく微笑みながら尋ねてきたけど……


「だってだって超絶かわいいんだもん。あ、待って!? じゃあ、もしツインテールの部分だけが空間移動の前と後の場所で切れちゃったら……ぐふふ。ツインテールだけが動くんだね。あぁ……ツインテールの部分の羽根でほっぺたを叩かれたいよ」


 ぐふふ。

 フワフワの羽根で叩かれたら……

 くうぅ!

 堪らないねっ!


「ペルセポネ……あなた……本物の変態なのね」


 ヘスティアが呆れている?


「いいの! ベリアルは超絶かわいいんだから! ヘスティアはベリアルのかわいさに気づいていないだけなんだよ。まん丸フワフワでいつも甘い匂いがしてつぶらな瞳が堪らないのっ! あとは、あのツインテールだよね。嬉しいとフリフリ動くの」


「ふふ。楽しそうね」


「うん! ベリアルのかわいさなら、いくらでも語れるよ」


「あらあら。じゃあ今度わたしもベリアルを吸ってみようかしら」


「うわあぁ! おすすめはくちばしの周りとツインテールの間だよ。えへへ。絶対ベリアルの事が大好きになっちゃうんだから」


「ふふ。新たな扉が開くかしら」


「うんうんっ! 絶対開くよ」


「今までは自分の欲を抑えてきたけど……これからはもっと自分らしく暮らしてみようと思うの」


「うん! その第一歩がベリアル吸いなんて最高だよ!」


「ふふ。ペルセポネは本当にベリアルの事が大好きなのね」


「うんっ!」


「あら? 二人は楽しそうね」


 お母様が嬉しそうに話しかけてきたね。


「えへへ。ヘスティアがベリアル吸いをしてくれる事になったの」


「ふふ。そうなのね。それでペルセポネはご機嫌なのね」


「うんっ! だって、またベリアルを好きになってくれる人が増えるんだよ?」


「ペルセポネはベリアルを好きになる誰かが増えると嬉しいの?」


「うん! ベリアルは甘えん坊の赤ちゃんだから誰かに好きって言われるとすごく喜ぶの」


「ふふ。確かにベリアルは甘えん坊よね。でも赤ちゃん……? ペルセポネより、ずっと長く生きているのに」


「うーん……やっぱりわたしの中にオケアノスがいるからなのかな? ベリアルを赤ちゃんみたいに思っちゃうの」


「そうなのね。まあ、あのかわいいヒヨコちゃんの姿なら赤ん坊みたいに思ってしまうかもしれないわね」


「えへへ。あぁ……またベリアルを吸いたくなっちゃったよ」


「ふふ。それは明日のお楽しみにして、今日はハデスと『愛の島』? に行ったらどうかしら?」


 愛の島……

 恥ずかしい名前だね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ