表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

鉛筆

初投稿です

カランコロン


後ろの人が鉛筆を落としたらしい

今どき鉛筆を使っているなんて珍しい


僕の足元まで転がってきた鉛筆は親指ほど短くて名前シールが貼ってあった

高校生で名前シール


どんな人なのか気になった


立ち上がらずに拾おうとして足を伸ばしてくる靴は校則をしっかり守ってつま先に名前が書いてあるのだが靴下はヨレヨレで

それがミスマッチで面白い


イチゴ柄の鉛筆を拾って振り向くと

高校生とは思えない小さな女の子だった


口パクでありがとうございますと少し怯えたように言ってから彼女はうつむいてしまった

シャイなんだろうか


今まで気がつかなかった彼女の存在


気を付けてみると僕の身長が高いせいで先生の番所を写すとき、右に左にひょこひょこしていることがわかった。

僕が姿勢を低くするようにするとその行動は少なくなった。


しかし、彼女は先生に今まで以上に指されるようになった。


彼女はあまり授業を聞いていないようで

あたふたしてわかりませんと小さな声で言う。


姿勢を元に戻してあげようかなと思った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 微笑ましいやり取りにほっこりしてしまいました。あたふたする彼女の姿が目に見えるようです。主人公のさりげない優しさに彼女が気付いた時、物語は次の展開に進んでいくのかなぁと思いました。 からくり…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ