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【資料】幻術ノ手引書-基礎編

幻術についてわからなくなったら見てみてください。大抵のことは書いています。載ってなかったら筆者のミスかそれが伏線になってるかのどちらかです。


※ある程度読み進めてからこれを読むことを推奨します。

術力

幻影の力の根源であり、幻術の発動に必要不可欠なもの。自然が多く保持し、人や動物も持つ(量の個人差はある)。属性が存在し、相性もある。生物が持つ場合、その根源は心臓。血液の流れと全く同じように体を巡るため、術士の訓練次第で手以外からでも術を出せるようになる。


陽陰術(よういんじゅつ)

陰陽術(おんみょうじゅつ)とは漢字こそにているが全くの別物なので注意。

下に紹介する五つの術の総称。結界操術と対をなす。

それぞれの属性は干渉し干渉され合う。


陽炎術

火の術力を使った幻術。青山に強く干渉でき、碧水に強く干渉されやすい。瞬間的な攻撃力はトップクラス。柔軟で、応用しやすい。陽炎の影が濃い地相や蒼月の術で体力・術力回復できる。


碧水術

水の術力を使った幻術。陽炎に強く干渉でき、青山に強く干渉されやすい。オールラウンダーでその分扱いが少し難しいが、こちらも応用が効く。碧水の影が濃い地相や蒼月の術で体力・術力回復できる。


青山術

地の術力を使った幻術。碧水に強く干渉でき、陽炎に強く干渉されやすい。術の発動のスピード等術に俊敏さはないが、継続的に強大なパワーを出力でき、非常に安定する。青山の影が濃い地相や蒼月の術で体力・術力回復できる。


蒼月術

月や宇宙からの術力を使った幻術。月の出る夜になると全ての力が倍増するが、それ以外の状況では最弱。

扱いが途轍もなく難しい。唯一、治癒能力がある。蒼月の影が濃い地相や蒼月の術で体力・術力回復できる。


砂楼術

人から発生する術力を使った比較的新興の幻術。よって、火や水などの自然に関係する属性が存在しない。(属性:人)

術力源が人であるため、完全に影が単一化していなければ一応誰でも使えるが、強さは素質に大きく依存する。

また、使われるのが術士そのものの術力のため、人によって術が全く異なり、一定以上の応用が殆ど効かない(術の能力を上げたり元の術を十分に生かしたものならできるが、ベクトルを変えるようなものは不可能)。よって、最初から強力である反面、伸びしろが少ない。また、地相による回復もない。(蒼月術による回復はできる)


無派

上記の派に属せず、独自の術を展開する派。使われる術力の影は上の5派が混合されている場合が殆ど。

ものとしては結界操術に近いが、列記とした陽陰術である。

勿論強さはピンキリだが、「五つの術派どれにも馴染めなかった者」として白い目で見られることも多い。


結界操術

全く属性を持たない純粋な術力を結界状にかえる術。

5元術が元になっている。それぞれに特性があり、派生が多く存在する。


・朱

基本となるもの。身体に密着する形で纏う。身体能力向上の効果がある。身体につく形で纏うため、術力の供給が自動で行われ長持ちする。


・靑

朱と同様だが、効果が装甲強化。同様に長持ちする。


・黑

朱靑を足して二で割った効果。タイプの違う2つの効果を共存させるため供給が安定せず、上の2つと比べて長持ちしないのが欠点。


・橙

対象物が人ではなく、ものや空間。幻術の干渉を制限する。対外術なので術力を()()()()供給し続けなければならず、レベルとしては高度。


・莫

結界操術の5元術のなかで唯一攻撃性能を持つ。掛けられた部分から例外なく術力を奪う。



奥義

読んで字の如し。定義としては、「その幻術士の全術力の殆どを発動に要する切り札となる術」



自念結界(フィールド)

自分の精神を基として創る結界。その強さは術力よりも精神力に依存し、その特性は多種多様。

結界の制御は困難を極め、結界に矛盾が生じると自壊(バグ)が起こり結界に亀裂が生じる。


梁山泊

善田の自念結界。「重力以外のすべての物理法則を無視する世界」を創り出す。

また、法則を善田が作り出して追加することも可能。但し法則が不完全だと自壊(バグ)が起こる。

また、この世界に起こった事象は100分の1となって善田の精神(・・)に作用する。(例えばこの結界内が燃えると精神に直接()が作用し、続くと心を火傷(・・)する)



かげと読む。自然や幻影、幻術士が持つオーラのようなもののこと。幻術士の多くは常人よりも生まれつき多く持っていることが多く、大半はこれによって術派が決まる。火気のあるところでは陽炎、川や湿地では碧水、草原や野山では青山、月の出る夜は蒼月、人間の濃い気配は砂楼。幻術士の素質がなくても感じることができるが、その感度は幻術士と比べるとかなり劣る。(環境と影の系統が一致していると感じることはかなり難しいが、不一致だと”違和感”として感じることができる)

巷で霊感なんて言われたり。



幻術士

幻術を自らの意思を以て扱う者の総称。立場によって呼ばれ方に変化はなく、逆に言えば幻術を使うものなら連盟員でも苑佐の人間でも、勿論それ以外でも幻術士である。かつては”幻術師”と呼ばれたが、幻術を悪用する者が現れた際、人の道を外れたものに対し”師”などと呼ぶことはあってはならない、ということから”士”に変えられた。本人に術士の自覚がない(誤発しても気づかない)、使う意志がないにもかかわらず発現してしまう(コントロールできない)者は術者と呼ばれる。術士は常に人手不足に陥っているが、術者だけならそうでない者を探す方が難しいほどいたりする。



幻影

物質が保有する術力や人間がその場所へ残した術力が肥大化すると、そのエネルギーがそこから離れて形(大抵の場合生物)を形成し、これが幻影となる。所謂「術力の具現化物」(幻術士連盟規約より)。

幻影には術士と同じように属性が存在し、属性はその幻影を構成する術力で変わる。強さは構成する術力の強さに比例。術士及び力の強い術者はこれを見ることが出来、その見た目は実際の生き物とさして変わらない。(一般人でもその幻影の力が強いと薄く見えることもある。この場合は逃げ水のような見え方になる)

大体のものは知能を持つ。自分の意志で行動したり、主人に従ったりする。エネルギー源は術力。食物は不要。


所謂「縛り」のこと。普段は力を一定に保つ(力を抑えさせる)代わりに、その縛りの条件に適合したときに縛りが解かれ(戒の発動)、力が開放される。

必要な場面で自分の力以上のものを出せたり、術力をコントロールできる反面、普段は力を半ば強制的に抑えられてしまう。


術力保存器(キーピングス)

文字通り発生及び発現させた術や術力を閉じ込める器具。閉じ込めたものは使用者の意思で好きなタイミングで一度限り再現できる。大きさは様々だが、大きさによらず保存できるものは1つにつき1つまで。よって、基本的にコンパクトな方が性能がいいと言える。これまではICカードサイズのものまでが限界の性能だったが、連盟による霊術派の粛清により、更に性能の良いコインサイズのものが発見され、連盟のみこれがレギュラーとなっている。

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