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絵師さんに依頼をする前に気を付けるべきポイント   挿絵あり

挿絵(By みてみん)

(FAバナーありがとうございます)


・作品紹介


作品名 「「神と呼ばれ、魔王と呼ばれても」」

作者名 しまもん



1p

挿絵(By みてみん)


22p

挿絵(By みてみん)


92p

挿絵(By みてみん)


・あらすじ



遥か未来の地球。そこには神の如き力を持つ一人の少女が存在している。少女は太古に栄えた旧人類最後の生き残りだ。

そして少女が住んでいる地球では、「魔法」という新しい技術を使いこなす新人類が誕生しつつあった。

そんな新人類を少女はジッと観察する。

時に神と呼ばれ、時に魔王と呼ばれても、少女は新人類を見続ける。

これは、ただ孤独に生きる一人の少女と、懸命に生きる新人類との間に起こった長い長いお話。



・はじめに



自分は以前から、自著「「神と呼ばれ、魔王と呼ばれても」」に挿絵が欲しいと考えていました。

しかし、自分には魅力的なイラストを描く才能がなく、更には挿絵を依頼するには相当に高いハードルがあると思い込んでいたのです。


そんなある時、テレビCMでココナラという個人間での様々な依頼を仲介するサイトの存在を知りました。

早速自分はココナラに登録し、挿絵を描いてくれる絵師さんを探し始めます。

そして何人かの絵師さんと連絡を取り、最終的に上記の素晴らしい挿絵を描いていただきました。



本章はココナラを使って絵師さんに挿絵を依頼し、実際に掲載するまでの体験談となっています。

もし、この体験談を読んで「私も挿絵を入れてみよう!」と考えていただけたら幸いです。




・ココナラを選んだ理由



ココナラを選んだ一番目の理由は、お金を持ち逃げされる心配が無いからです。


個人間での依頼の場合、どうしてもお金のトラブルが発生する可能性があります。

前払いをしたのに絵師さんが依頼を完遂することなく音信不通になってしまったら、お金は持ち逃げされてしまうのです。


しかし、ココナラという第三者を間に挟むことによって、こういったトラブルは発生しにくくなります。

更に、ココナラでは絵師さんから一定期間連絡が無い場合、運営が取引内容を審査した上で、お金を払わずに取引をキャンセルできます。

後ほど詳しく記載しますが、この制度に自分は救われることになりました。



そしてココナラを選んだ二番目の理由は、絵師さんの数が多いからです。


テレビCMでココナラの存在を知り、更には似たようなサイトがあることも知りました。

そこで自分は様々なサイトを調べたのですが、絵師さんの数はココナラが圧倒的でした。

更に面白いことに、他のサイトに登録している絵師さんの殆どが、ココナラにも登録していたのです。



以上二つの理由から、今回の挿絵依頼はココナラを使うことにしました。




・依頼をする前に



ココナラで挿絵依頼をする前に、挿絵を使って「何を一番伝えたいのか?」を決めておきましょう。


これから貴方は画面の向こう側にいる人にイラストを通して自身のイメージを伝えることになります。

もしイメージが適当だと、依頼を受けた絵師さんはもちろん、貴方の作品を読んだ読者さん、更には貴方自身も混乱する原因になります。

そうならない為にも、挿絵依頼をする前に、「何を一番伝えたいのか?」を決めておきましょう。



そしてもう一つ重要なポイントがあります。

それは、「見やすい挿絵にする」という事です。


恐らく、皆さんの小説は通勤通学の時間帯にスマホで読まれていませんか?

その場合、読者さんはスマホの小さな画面で挿絵を見ることになります。

更に言えば、朝や昼間のように周囲が明るい状況下で見るのと、寝る前に薄暗い部屋で見るのでは見え方が違います。

そういった部分を考慮に入れ、読者さんが見やすい挿絵にしましょう。




・絵師さんの探し方



自分が実際にココナラで絵師さんを探した方法を説明します。


基本的に自分は検索時に何の条件も付ける事無く、「イラスト作成」の「新着」から順番に見ていきます。

これには理由があり、「ランキング」や「お気に入り数」などで並べ替えると、人気の絵師さんから表示されることになってしまうからです。


「え? 人気の絵師さんから表示された方がいいのでは?」


と思うかもしれませんが、基本的に人気の絵師さんは技術は高いのですが相応に値段も高く、同時に多くの依頼を抱えているので納期も伸びる傾向にあります。


更には、


「一つの依頼にそれほど時間をかけられない」


という方も実際に居ました。

これは長編作品に挿絵を入れようとしている作者さんには致命的な問題で、絵師さんに作品を読んでもらえない可能性もあります。


今回挿絵を入れることになった「「神と呼ばれ、魔王と呼ばれても」」は文字数にして27万字程あり、全てを読むには数時間かかってしまいます。

そうなると、いくつもの依頼を抱える売れっ子絵師さんとしても全てを読むことは難しく、どうしても挿絵を入れる場面の前後を読むのが精一杯となってしまうのです。



一方で新着絵師さんは技術が高くとも値段が安い傾向にあり、更には依頼もそこまで重なっていないので納期も短い場合があります。

実際、何人かの絵師さんに見積を出したところ、売れっ子絵師さんよりも新着絵師さんの方が値段は安く、納期も短い場合が多かったです。


更には、初めての依頼という事で気合が入っていたのでしょう。

こちらから頼んでもいないのに、作品を読んでくださった方も居ました。


そういった事情が重なり、基本的に自分は「新着」で表示を並び変えて絵師さんを探しています。




・絵師さんを選ぶ基準



では次に、自分が「新着」で表示を並び変えてから、どういう絵師さんを探したか説明します。

それは「金額ではなく、作品の雰囲気に一番近い絵を描いてくれる絵師さん」を探しました。


恐らく、皆さんは検索条件で上限金額を設定してから検索すると思いますが、基本的にそれは無意味です。

何故なら、絵師さんが提示している料金というのは人それぞれ基準が違うからです。


例えば、ここに技術レベルの同じ二人の絵師さんが居たとします。

Aさんが提示している料金は5000円、Bさんが提示している料金は3000円だとすると、多くの人はBさんに依頼をするでしょう。

しかし、実際に見積もりを出してみるとAさんの方が安い場合もあります。


これは絵師さんにもよるのですが、「背景の有無」「描くキャラクターが全身か上半身のみか」等で料金が変動する場合があるからです。

更には「二枚目からは割引あり」という絵師さんも居ます。

その為、実際に見積を依頼すると、


「Aさんが提示した料金は6000円なのに、Bさんが提示した料金は8000円だった」


という事もあり得るのです。

ですので、提示されている料金を見比べるのではなく、見積もりを依頼して絵師さんに提示された金額や納期を見比べましょう。



ではここで、実際に自分が絵師さんに送った見積もりのDMをコピペします。


「タイトル 個人的な小説の挿絵依頼」


「初めまして、しまもんと申します

自分は「小説家になろう」というサイトで、「「神と呼ばれ、魔王と呼ばれても」」というSF小説を書いています

その小説の挿絵を依頼したいと思い、連絡しました


以下に依頼内容の詳細を書かせていただきます


イラストの数は三枚、予算は4~5万円を予定しています

一部、流血表現があります

納期については、絵師様と相談の上で決めたいと思います


小説の雰囲気につきましては、全体的に暗いイメージのシムワールドとなっています

読者層につきましては、実際に作品名で検索していただき、感想やレビューを見ていただければわかると思います」



見返してみると色々と情報が欠如しているのが分かりますが、完璧な内容で無くとも最低限の情報が伝われば絵師さんから返信があります。

そして大抵の場合、そのDMに色々と詳細な質問があるので、それに答えればいいのです。


その後、何度かやり取りをして料金や納期等の条件が決定したら、それを記録しておきましょう。

そして絵師さんには素直に、


「他の絵師さんにも見積もりを出しているので、その結果が出るまで待ってほしい」


と伝えればいいのです。

そして集まった見積もりを比較して、一番条件の良い絵師さんに依頼しましょう。


そしてもちろん、依頼を見送った絵師さんに対しても、必ず感謝の気持ちを込めたDMを送りましょう。

画面の向こうにいるとはいえ、相手も一人の人間です。

せっかく時間をかけて見積もりを出したのに、その後に何の連絡も無いというのでは良い気持ちはしません。




・取引開始、でもその前にアプリを入れておこう



後は取引を開始するだけですが、ココナラでは依頼開始と同時にお金を振り込むことになります。

しかし、実際に絵師さんの口座にお金が振り込まれるのは依頼が完遂されてからです。

その為、例え途中で絵師さんから連絡が途切れたとしても、お金を持ち逃げされる心配はありません。


そして可能ならば、ココナラのアプリをスマホに入れておいた方が良いでしょう。

特に絵師さんから連絡があった時、スマホなら直ぐに通知が来ます。

中々に便利なアプリですので、活用した方が良いと思います。


では、次ページから実際の体験談を書かせていただきます。

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